ペンギンヒルズは、「ペンギンが自由に動ける」というところに特徴があります。エリア内には「人間用の観察通路」等がロープによって示されていて、入園者はその範囲から出られません。しかし、ペンギンは、エリア内をあちこち気ままに動き回れる…という仕組みになっています。
だから、2ヵ所あるエリアへの出入口は二重の扉になっていて、人間が出入りする時に、ペンギンが誤って外に出ないようにしてあるのです。ちなみに、ペンギンヒルズのエリア全体は、フェンスで完全に囲まれており、電柵や「返し」など、ペンギンの脱出や捕食者の侵入を防止するための様々な工夫が施されています。
さて…、今回のテーマは「ペンギンの個体識別のためのサイン」です(^o^)/今までこのカテゴリーでご紹介してきました通り、最近は多くの園館で飼育している個体全てに「名前」をつけることがかなり一般化してきました。ですから、「誰が誰か?」ということを解説する「写真付個体解説サイン」がズラッと並んでいたり、フリッパーバンドについて説明した大きな解説板がドーンと一枚掲げてある園館も多数見られます。
ペンギンヒルズでは、「個体識別情報」は、このようなボードに記されていて、観察者が、ボードのホルダーから各自一枚ずつ手にとり、エリア内をあちこち歩きながら手元のボードを見て確認する…というシステムになっています(^○^)!!観察が終われば、ボードを元のホルダーに戻していただきます(^○^)!!いかがでしょうか?
飼育個体数や施設の規模にもにもよりますが、このようなシステムが、ペンギンだけでなく、ほかの動物の観察にも応用されていくと、園館の楽しみ方がまた1つ増えるのではないでしょうか?