郵趣会館というところがある。全国の「郵便ファン」のメッカとでも言うんでしょうか?また、世界中に、古切手を専門に扱う店があり、場合によっては、博物館がある。今は「ネットオークション」が主流なのだろうが、そういう、人間臭い「出会いの場」には、一つ一つかなり濃厚な個性がある。
とにかく、郵便趣味は「趣味・収集の王道」だ。私のペンギン学の師匠、青柳昌宏さんも、郵趣会館通いをしていた。ペンギン切手だけではない。南極もの、動物もの、鳥類、昆虫、植物…。切手だけではない。封筒、葉書、スタンプ等。場合によっては、いわゆる「エンタイア(すでに使用された葉書、封筒等をそのまま保存する)」で入手するのに、一財産も二財産も必要な場合がある。
すばらしい「獲物」を前に、私も何回も涙をのんで購入を諦めた。
例えば、ロンドンのある古書店でのこと。あの南極探険で有名なロバート・ファルコン・スコットが、最後の極点旅行に出かける数日前に書いた葉書を見つけた。茶色く変色した白黒の写真絵葉書には、スコット自身が描いたペンギンが踊っていたのだ。
鍵のかかったガラスケースの上から、恐る恐る指差しながら値段を尋ねる。顔見知りの店員(といってもケンブリッジ大学出身の歴史学者)は、申し訳なさそうに私の顔を見て、肩をすぼめながら小さな価格一覧を手渡してくれた。
0が4つ並んでいた。15万ポンドなり。当時のレートで、約3000万円!!そんなもの、店のショーケースに入れとくなよ。
完全に「お呼びでない」世界である。貧乏人はメシ食って寝てろ!と言わんばかりの値段に、思わず笑ってしまった。
だから、私の手元にある「切手ペンギン」や「封筒ペンギン」達は、極めて健全な庶民価格。
とはいえ、いただきものも少なくない。やはり、持つべきものは「よき友」である。写真の封筒と切手は、斎藤美香子さんに「フォークランドのお土産」としていただいた。斎藤さんは、『ペンギンに会いに行こう!!』(2009年刊)でも紹介されている、ツアーコーディネイター。フォークランド諸島には、毎年のように出かけ、ペンギンの最新情報を教えて下さる、私の同志の一人だ。
青い封筒は、2008年12月1日発行の写真ペンギン切手シリーズとともに発売された「オフィシャル・ファーストデイ・カバー」。キングペンギンをあしらった「当日印」の記念スタンプつき。
グレーの方は、1997年発行のイラスト・ペンギンシリーズ(4点セット・マゼランペンギンをあしらった記念スタンプつき)の記念封筒。しかも、こっちは、イラスト・デザイナー本人のサイン入りだから、限定100部中のNo,11。
まあ、スコットの葉書は無理でも、こんな美しい切手ペンギンや封筒ペンギンに囲まれている幸せを、しっかり噛みしめながら生きていこう!!
1957年7月地球観測年に出した宗谷とペンギン切手価値あるのかな〜?相場200円とか?でも今の時代に合っているデザインだと思いますけど、つぶやくnight.
私は2004年ウシュアイアで買ったペンギン切手類があります。国際ペンギン会議に出席した時です。でもどこにしまったかなあ・・・。
3000万円のペンギングッズ・・・。
私の一カ月のおこずかいが・・・。な、なんと300か月分なければ・・・。
私の家にま、外国のペンギン切手があります。
家にあるペンギンペンギングッズグッズは、私がペンギン好きだと知っている友達からのプレセント、ペンギンペンギン会議で知り合った方からいただいたもの、いろいろあります。
大事にしないと・・・
太田耕二 様
う〜ん。あの切手は、かなり大量に出ているそうですから、あまり金銭的価値を期待しない方が良いかも。
penguinman 様
切手は、どこかにいっちゃうんですよねぇ〜。でも、そんなことを言っているようでは、真の「切手コレクター」とはいえないんでしょうね。私も、最近は、あまりストックブックの整理をしていないので、あちこちに切手や封筒が隠れています。反省しなければ…。
ペンギン大好き女子中学生 様
このサイトについて、お知らせするのが遅くなり、申し訳ありませんでした。あなたが今からペンギングッズを集め始めたら、私と同い年になるまでに、もっとグッズが貯まりますよ。現に、今だって、ペンギンにつながるいろいろな素晴らしい「賞」を受賞しているじゃないですか!!これからの活躍に、期待しています!!