ラプカとピキの厳しい現実

2010 年 11 月 13 日 土曜日

リチャードさんから小澤由紀子さんを通じて、お馴染みのラプカとピキの最新情報が届きました。悲観的なお話です。

しかし、これが「救護活動の現実」でもあります。

リチャードさんにも、小澤さんにも、そして我々やラプカやピキたちにも、越えられない「厳しい定め」があります。
その現実を、つつみ隠さず、皆さんにお伝えしたいと思います。

以下は、小澤さんから届いたメールを直接引用したものです。

ラプカですが、リチャードさんによると、ウルグアイは11月(春)だと言うのに、夜は5度まで気温がさがっていて、センターに来た時から肺に異常があるラプカには寒すぎるそうです。
水をできるだけ減らし、ストーブもたいていますが、あの施設のすきま風にはストーブは1つや2つじゃ暖まりませんよね。

水を温め保温するヒーターもないため、ラプカはおそらく助からないそうです。
リチャードさんは、かなり落ち込み気味です。そんなリチャードさんをピキが隣でサポートしている状態です。

取り急ぎお知らせまで。小澤由紀子

ラプカ!頑張れ!!ピキも頑張れ!!リチャードさん、即応力が足らず、申し訳ございません!

これが、今の我々の力の限界です。でも、決して諦めません!

もう少しだけ、時間を下さい。必ず、支援を続けます。我々は、いつもリチャードさんの側にいますから!!

コメント / トラックバック 3 件

  1. 斎藤美香子 より:

    何ともやりきれない残念な知らせですね・・・ラプカには頑張ってもらいたいですが・・・

    先日も別記事で論議されたことですが、最前線で直接的に保全に関わっている方の保全への情熱とマンパワー・・・特に情熱は、お金で買えるものではありません。
    一番怖いのは、その何よりも貴重な情熱と取り組みが、資金不足・・・しかも慎ましやかな額の資金の不足により、消えざるを得なくなることです。

    リチャードさんのように直接的に活動できる人は少ないかも知れないけれど、保全に少しでも興味があるならば、資金援助は我々誰にでも出来ます。
    貴重な情熱を保持して頂くためにも、早急にまた動きたいですね。

  2. 新山 より:

    私も直接的な活動は難しいのですが、資金援助なら微々たるものですが可能です。
    ペンギン会議で募金をして、活動資金にしてもらうことはできますでしょうか?

  3. 上田一生 より:

    斎藤美香子 様、新山 様

    貴重なご意見、ご提案、ありがとうございますm(__)m!!
    私もお二人のご意見に賛成です。

    幸い、今のところ、リチャードさんの気力は衰えていないと思います。
    ラプカの死で、多少落ち込んでいるようですが、まだまだピキもいますし、これからも弱った動物たちが収容されるに違いありません。

    今、平川さんのご協力を得て、「里親制度」開始の最後の準備に入っています。
    これが完成すれば、リチャードさんに直接、素早くしかも確実に「資金」を提供できるようになります。

    皆様、このシステム完成まで、もうしばらくお待ち下さい!!

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