まずは、村山様から教えていただいた以下のサイトで、連続写真をご覧下さい(^○^)!!:
「上田先生
こちらも衝撃的です。
村山様、いつも貴重な情報をありがとうございます!!写真は全部で8枚ありますが…、2枚目からが一連の映像ですね。
場所はフォークランド諸島。ジェンツーペンギンの繁殖地ですね。上空から急降下したトウゾクカモメが、巣場所にいた2羽のヒナのうちの1羽を奪い去る場面ですね。
カモメは猛禽類と異なり、足に水かきがあります。だから、強い足の指で獲物を掴みとることはできません。トウゾクカモメは、嘴(クチバシ)でくわえて飛び去れるくらいのヒナを狙うのです。
もちろん、親鳥はヒナを守ろうとします。この時も、親鳥らしき1羽の成鳥が、カモメにとびかかろうとしています。しかし、カモメを捕えることはできませんでした。もし、ペンギンの親鳥がカモメに噛みついたり、フリッパーで強くカモメの翼を叩いたりすれば、カモメは、気嚢を潰されたり翼の骨を折られたりする危険もあるのです。そうなると、カモメは生きていけません。
このシーンは、ジェンツーペンギンとそのヒナにとっては、残酷な場面です。しかし、一歩間違えれば、やはりどこかで食べ物を待っているトウゾクカモメのヒナ達が親鳥を失い、餓死する。そういう結末もあり得た。つまり、2つの家族の運命を分ける、厳しい生き残りを賭けたシーンなのです。