長年お世話になっております「NHK自然班ディレクター」の大木義之様から、「ドキュメンタリー番組のお知らせ」をいただきました

2020 年 7 月 25 日 土曜日

コロナの重苦しいストレスやなかなか明けない長梅雨、豪雨被害等々・・・気持ちが冷えるばかりの毎日ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

今朝=7月25日(土)、長年お世話になっております「NHK自然班ディレクター」の大木義之様から、「ドキュメンタリー番組のお知らせ」をいただきました。 以前放送された内容に新たな内容を加えて、じっくり考える「大木作品」だと思います。

私も、つい最近、38年間の「教員生活」に区切りをつけましたが、「学ぶこと」、「教育について深く考えること」、「ひとのいとなみ」というテーマは、おそらく一人一人の人間にとって永遠の課題だと思います。 今、おそらく世界中の人々が「大きな宿題」に向き合っているのではないでしょうか? 様々な「新しくきらびやかな予想や解決策」が飛び交っていますが、全ての人の課題を「1つの方法や思想だけで解決する」ことは、なかなか難しい。そう考えています。 これからしばらくの間、「自分がよるべき道標(みちしるべ)」は何か?しっかり考え、意見交換しながら、工夫を重ねていくことが大切なのでしょう。・・・そういう意味で、この「大木さんからのメッセージ」をどのように受けとめるか?皆様のご感想をお待ちしております。

・・・以下(◇「」内)に、「大木さんから頂いた『番組ご案内のメール』」を、そのままご紹介申し上げます。

◇「NHKエンタープライズ自然科学番組の大木です。

一昨日完成したばかりなので当日の、しかも連休中のお知らせになりました。
合わせてお許しいただければと思います。

番組は、視覚特別支援学校(盲学校)で行われている、ユニークな生物授業を、子どもたちの歓声の傍らで1年と3か月間見つめさせていただいたドキュメンタリーです。

ETV特集「心が躍る生物教室」
本放送 Eテレ 25日(土)23:00~23:59
再放送 Eテレ 30日(木)0:00~0:59(水曜深夜)

ハートネットTVで以前に放送した2番組をベースに、「触って観察する」授業のルーツ、「触る観察」の旗手である研究者などを追加取材していました。すると、コロナ時代の到来で「触る観察」自体が難しくなりました。

アイロニカルで不謹慎ですが、時代の厳しさが、本当に大切なものを思い起こさせてくれるのかもしれません。

・視覚障害者が、自ら「触って」「気づいて(発見して)」「考える」自然観察、科学探究の手法は、もっと普遍的なもので、科学の原点ではないだろうか?
・「触る」観察と共に「直接に触れ合う」関係は、社会が共生を目指すなら大切な事ではないだろうか?
・近年文科省が進める新学習指導要領の目玉「アクティブ・ラーニング」(主体的で対話的で深い学習)のモデルではないだろうか。(社会に取材対象校ぐらいの覚悟がないと実現不可能なのではないか)
等々…。

対極にある「成果偏重の科学」「リモート社会」「詰め込み教育」の限界を知りながら脱却することは難しい…。

つい番組で表現しきれなかったところを前のめりで、書いてしまいました。すみません。

が、全体のタッチは、昭和世代の学園ものといった感じの「青春グラフティー」で、楽しく見られます。(レジェンド編集マンのおかげです!)

主人公は中1の子どもたちで、「目に見える」成長物語ではなく、視覚障害者であることを忘れてしまうくらい普通の子どもたちの「等身大」の成長物語です。

外出できない連休中の夜、「ポストコロナ」の主役となる次世代の「ピュア」な子どもたちの素顔をのぞいてみませんか?

どうぞよろしくお願いします。

大木」

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