◇募金活動名 : 「第11回国際ペンギン会議応援募金」
◇募集期間 : 2023年1月14日(土)~5月31日(水)
◇目標金額 : 100万円
◇支援目的 : 第11回国際ペンギン会議に参加を希望する若手研究者とペンギン保全活動ボランティアの方々に旅費や参加費を提供すること。
◇募金活動の背景と趣旨について :
すでにお知らせ申し上げました通り、今年9月4日(月)~9日(金)、チリのヴィーニャ・デル・マールの会場で「第11回国際ペンギン会議 IPC XI」が開催されます。
現在、発表演題の公募が行われておりますが、これまでの開催事例(1988~2019年に合計10回)を確認されればお分かりの通り、口頭発表、ポスター発表共に、大学院に在籍している若手研究者やペンギン保全活動の現場で活躍しているボランティアの方々が多数参加・発表されています。
IPCは、一部例外はありましたが、基本的に野生のペンギン生息地で開催されてきました。その理由は、世界中の専門家や保全活動関係者に直接生息地を観察できる機会を提供すること。同時に、開催地でペンギン保全活動をしているボランティアとペンギン研究者との交流を促進することにあります。
一方、ペンギン研究や保全活動には莫大な経費や日時が必要です。ペンギン学の歴史は、既に百年以上ありますが、長期にわたる個体数変動や生息環境の変化を科学的に調べるためには、時には数十年以上、いや百年近くかかることも珍しくありません。つまり、一人の研究者にできることには限りがあるのです。場合によっては、二世代、三世代にわたって研究を継続していくことが必要です。
そのような体験を積み重ねてきた結果、1988年の第1回IPC以来、若手の研究者を積極的に支援していくことが、IPCの基本姿勢となっています。閉ざされた一握りのベテラン研究者の学会ではなく、一般のペンギンファンや大学院等に在籍している若い研究者の卵の方々が参加できる、開かれたハードルの低いペンギン・コミュニティーの形成を目標としているのです。
私自身も、そのような温かい雰囲気の中で、45年間ペンギン研究と保全活動に関わってきました。今度は、私が「若いなかま」を応援する番です。
必要なことは極めて単純です。開催地のチリ国内でペンギン研究やペンギン保全活動をしているボランティアや若い研究者が、できるだけ多く会議に参加できるよう、旅費や参加費を支援すること。同時に、チリ周辺の南米諸国の方々の旅費や参加費を支援すること。さらに、それ以外の国々にいる若く意欲溢れる方々に旅費や参加費の一部を支援することです。
今回のIPC XI をコーディネートしているチリのアレハンドロ・シメオネ博士ご自身も、実は、過去に何回かそのような支援を受けてIPCに参加し、研究発表や交流を重ねてこられました。シメオネ博士からは、「ぜひ、日本のペンギンファンの皆様からもご支援をいただきたい」という要請を受けております。
そこで、1月14日(土)より5月31日(水)まで、「第11回国際ペンギン会議応援募金」を行います。上記の経緯、趣旨にご賛同いただけましたら、ぜひ、下記の「ゆうちょ銀行専用口座」宛に、支援金をお振込みいただければ幸いです。
◇募金受付口座 :
ゆうちょ銀行 総合口座
口座名:フンボルトペンギン保護基金
記号:10540
番号:38990881
代表者:上田一生(ウエダ カズオキ)
◇なお、お振込みの時には、誠にお手数ですがお名前をご記入いただければ幸いです。
皆様の温かいご支援、心よりお待ちしております。なお、募金状況、募金結果、IPC XI 事務局への寄付結果等につきましては、随時ご報告申し上げます。
先月末に「第11回国際ペンギン会議応援募金」にお振込みいたしましたがご確認いただけておりますでしょうか。微力ですがお力になれば幸いです。先生のご活躍、いつも応援しております。
うえむら 様:昨年は、三鷹市での「ペンギン講座」にご参加いただきまして、本当にありがとうございました‼️また、この度は「第11回国際ペンギン会議応援募金」にご協力いただきまして、重ねてお礼申し上げます。2023年1月25日付で、10, 000円、確かにお預かり致しました。近々、1月14日~2月13日までの「中間報告」をまとめ、このブログや「ペンギン大学」にてご確認いただきますので、何卒よろしくお願い申し上げます。この度のご支援に深く感謝申し上げます。また、まだまだ寒い毎日ですので、くれぐれもご自愛下さいませ。 上田一生