世の中は、純心なペンギンマニアを惑わすトリックに満ちています。
かつて、拙著『ペンギンコレクション』(平凡社)でも触れましたが、「ペリカン」や「パーキング場の『P』」等は、最も悪質な「ワナ」だと言えます!
また、ペンギンにカスッたり、限りなくペンギンに近い「もの」を「グレイゾーンぺもの」とも呼んだ覚えがあります。
こういう「バッタもん」をつかまされた夜は、悔し涙で枕がグショグショになるのですね(涙)
さて…、しかし、世の中には、「まあ、これはいいっか!?」と、笑って許せる「バッファーゾーンもの」も、ごく稀にではありますが、あることはあります。
しかも、当の本人が「どうしてペンギンと間違えるかなあ!」等と、大真面目に公言している場合等は、「ういやつ!」と逆に誉めたりしちゃうことすらあり得るのです。
そういう典型的な例が、これ!「CHUMS」です(^o^)/
専用サイトの解説等によると、この会社がユタ州で創業されたのは1983年。マイク・タゲット社長は、オリジナル・リテイナー(メガネ専用ストラップ)が大当たり。
次々に、様々なアウトドア用品を送り出したそうです。
しかし…、ユタ州といえば典型的な内陸州。
それがどうして、よく知られた海鳥の「ブービー(カツオドリ)」を、トレードマークに抜擢したのでしょう?
専用サイトによれば…、「カツオドリは、『とてもフレンドリーで警戒心がない』からスペインの船乗り達に愛されてきた。自分達もこの海鳥のようにフレンドリーでありたいから」だそうです。
なあんだ!じゃあペンギンと同じジャン!!
しかし…、ここからが、この会社の洒落たところ。例えば、サイトには、こんなセリフが…「ブービーバードって??ペンギンでしょ?『赤いソックスをはいたペンギン』というイメージ。違うんです!」この「違うんです!」という部分は、デッカイ活字になってます!
また、製品についている赤いタグには、こんな解説があります。
「私たちのマスコットについて…待った!私たちのマスコットをペンギンと呼ばないで。彼は、正真正銘のアカアシカツオドリなんです。(後略)」
まあ、ペンギンは、ライバル企業の宣伝をしてますしね。やっぱり、間違えられると、実質的な損害が生じるっちゅう可能性もありますしね。無理もないでしょう(~_~;)
でもね…、このブービーがペンギンに間違えられるのには、きっと別の原因があるはず。
だってほら、「立ち姿」がペンギン風になってるでしょ!ブービーって、ここまで直立しませんよ。
スッキリした「立ち姿」は、やっぱりペンギンの専売特許なんですよ(^o^)/…きっと(~_~;)
えーーー!!!!
そうだんたんですね。とても納得しました。大昔、「CHUMS」に初めてであった時に「ペンギン?違うかな?私はなんんでもペンギンに見えちゃう。」って思いつつ、お店の人に聞きましたらその方はペンギンって回答だったので、ペンギンだと思っていました。でも、どうもムキッって感じがペンギン好きでも、このペンギンは苦手かなぁって、それ以来、数十年。この商品には見向きもしてなかったのですが・・・・
ですよね。ペンギンではないですよね^^
ものすごーーく納得だし。私が惹かれない理由もわかりました。
でも、買わなくて良かった^^
ありがとうございました。*^^*