東北地方太平洋沖地震安否情報〜その32〜

2011 年 3 月 29 日 火曜日

まだまだ氷点下の気温が続いており、寒さや空腹や疲労との闘いが続く毎日だと存じますが、被災地の皆様、お体はいかがでしょうか?

今朝、マリンピア松島水族館の川村隆専務からメールをいただきました。
松島周辺での物資の到着や配布状況について、教えていただきましたので、2度のメールを、続けて以下にご紹介致します。(以下、川村専務からのメールの引用です)

こちらの方は大分状況がよくなってきており、物資の面においては相当充足されてきています。
ガソリンも少し行列に加われば、20lくらい入れてもらえる状況です。
避難所の方では、我が家に来ている訪問看護師さんの話ですと、肌着類などの衣類や布団なども不足気味ということでしたので、うちからも提供しました。
これから、たくさんの人が失ったものの大きさを実感し、深い傷を見つめる時間が訪れるような気がします。本当の立ち直りはその後のことになると思います。

避難所での物資不足の件は石巻方面の避難所でのことということでした(訪問看護師さんの話)。
沿岸部の他の避難所も同様とは思いますが、品物の到達ルート(受け皿)がどうなっているのかよく検討しないと、目的の場所に必要なものが届くのか不明です。
また、自宅に戻っている被災者も物資不足に悩んでいるようですが、このような方たちへの物資が滞るということが問題になっているようです。
はっきりとどうしたらよいのかお答えできず、申し訳ありません。

 マリンピア松島水族館 川村 隆

(以上、川村専務からのメールでした)

草野さんや佐藤先生からの情報でもわかりますが、被災地で求められている物資や支援の内容は、日々変化し、また、場所によっても、さらに被災者の方々の置かれた環境によっても、大きく異なることが、はっきりしています。

松島付近で、少なくまたおそらく高価ながらもガソリンが入手できるようになったというのは、一歩前進、なのでしょう。
しかし、「在宅避難」されている方々への支援や、避難所で長期生活を強いられている方々への支援の方法は、今後、工夫と改善が急務です。

さらに、川村専務が仰る「被災された方々の心」に、周囲がどう向き合い、受けとめ、理解しつつ支えていけるのか?日々、手探りで進むしかありません。
私自身も、これは被災された方々に失礼かな?ご迷惑かな?ご負担かな?と、自問自答しつつ、このブログを書いております。

被災された方々のお言葉に涙が止まらなくなったことも、一度や二度ではありません。
テレビニュースを視るのが、こんなに辛いと思ったことも初めてです。

私が歩いた、かつて訪ねたあの場所が、こんな光景に変わってしまったのか…、と、茫然としております。
私も、自分が何を失ったのか、たぶん、まだ気づいてはいないのでしょう。

しかし、日々の暮らしは、待ってくれません。
できることには限りがあります。各々が、最善と思える道を進むしかないのが、残念ながら現状です。
カッコイイ「奇跡的解決策」などありはしないのです。

でも、諦めてはいません。
明日は、ペンギン会議の仲間たちと、今後の活動について打ち合わせをする予定です。
何か、お知らせできることが、きっと出てくると思います!
どうか、引続き、皆様のお力添えを、何卒よろしくお願い申し上げますm(__)m!!

ペンギン会議・マリンピアクラブ 上田ー生

コメント / トラックバック 2 件

  1. Nachi より:

    もう日付は一昨日になりますが、マリンピアの「マリンピア日記」が震災後、初めて更新されました。
    たなちゅうさん、待ってましたよ〜!!
    毎日観てるペンギンたちの姿にも勿論ですが、日記に込められた力強さにこちらの方が
    元気をもらった感じです。
    スタッフの皆さまにはくれぐれもお体に気をつけていただきたいです。

  2. 上田一生 より:

    Nachi 様

    コメント、情報をありがとうございましたm(__)m!!
    「日常」が少しずつ少しずつ戻りつつありますね!

    マリンピア松島水族館の皆様、頑張って下さい(^o^)/私たちは、いつも応援しています!!

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