「ペンギングッズマニアあるいはコレクター」にとって、またまた忙しいシーズンになりましたね(^o^)/こんな葉書で、「さかざきちはる展2011」のお知らせがきましたからね(^○^)
もちろん、有隣堂やさかざきちはるさん自身のホームページでも、この特別展は確認できます。今回は大崎の「アトレ目黒店」が会場のようです。
ちなみに、この葉書の片隅には「次回の展覧会のお知らせ」があり、7月9日から31日まで、今度は「アトレ恵比寿」が夏の会場になるようです。
それだけではありません。神田の大型有名書店では、1階の新刊書紹介コーナーのすぐ横の、一番目立つ場所に、「JR東日本グッズ」のコーナーがあり、そこでも「さかざきペンギン」が山と積まれて売られてました(^o^)/
あるコレクターは、「私はスイカペンギンには手を出しません!だって、始めたら地獄を見るもん(~_~;)」と言っています。たしかに、大変なようですね。
私も、どちらかと言うと「滅多に手を出さない派」ですね。私の妻は、「私もあまり関心がないよ!」と言いつつ、それでも既に買い集めた「グッズ」は衣裳ケース1つ以上になりつつあります(~_~;)
私は全く知らないのですが、たぶん「チハラー」とでも言うんでしょうか?「コアなマニア」が集まるサイトがあって、既に1000点は超えているであろう各種グッズ情報の交換をしてるんでしょうね(^o^)/
いやあ〜、このサイトでも坂崎さんのことは、とりあげようかなあ?と何回も考えては、やめていました。あまりにもメジャーで、あまりにも様々なファクターが入り交じっているので、一度踏み込むと「伏魔殿」に乗り込んだような状況になることを恐れ、ビビっていたからです(~_~;)それに、一種の「シンデレラストーリー中のカリスマ」ですから、下手なことを言うと大変かも…、という気持ちもありました。
今回も、あんまり深い考察をするつもりはなく、最初ですから、ペンギンとカスル部分だけのお話をちょっとだけしようと思います。
つまり、「さかざきペンギン」には、1、動物キャラクターとしての顔、2、JR東日本キャラクターとしての顔、3、鉄道マニアのターゲットとしての顔、4、絵本作家の作品としての顔、5、デザイナーあるいはイラストレーターの作品としての顔、6、大ヒットキャラクターを生み出した「成功者」の作品としての顔、7、「カワイイ」の典型的な例としての顔…等々、いろいろ重大で影響力が大きく、かつ非常に高度な「商品価値」、「市場価値」を伴う側面があるのです。切り口を間違えると、なんだかとらえどころのない分析になってしまうことは、必定です!
そこで、今回の入り口は、坂崎さんの新刊書にしました。『イラストのこと、キャラクターデザインのこと。』(坂崎千春著、株式会社ビー・エヌ・エヌ新社発行、2011年1月21日)です(^o^)/
とにかく、「チハラー」にとってはバイブルとなる本でしょうが、特に「Suicaのペンギンができるまで」の章は、本当にわかりやすく「さかざきペンギンの世界」が語られていますね。Suicaペンギン誕生から、もう10年になるんですね!(^o^)v
「小さくて丸いもの」、「白黒でシンプルなもの」がお好きらしいですね。また、18種類の中では、やはりアデリーペンギンが気に入っていらっしゃるとか。
この新刊に関連して思い出すのは、『日本イラストレーション史』(美術手帖編、美術出版社発行、2010年10月30日)。
特に、少女時代の「読書三昧」が強調されています。ペンギンにたどり着く前には、インコや他の動物達にも注目したようですね。
しかも、この本には、私が大好きなもう1つのペンギンキャラクター、あの「ひこねのりおさんの『サントリーペンギン』」が紹介されています!特にこの一言にはご注目!!
「頭のなかにあるその動物のイメージをふくらませます。だから、僕のペンギンとJR東日本のSuicaのペンギンは、だいぶ違うんですね。Suicaのペンギンはスケッチをされたらしく、リアルですね。」ひこねさんは、動物園には行かない、と言う。
最後に、カワイイとの関係について…簡単に!
『イラストノート』(No.18、2011年5月1日発行)の特集は『「かわいい」を描く』。絶対載ってるな!と思ってページをめくると…、バッチリ!!坂崎さんは、その最初に登場します(^o^)/
その記事に…
「普遍的なものをつくるとか、万人に受け入れられるものを描くのではなく、私だけの『かわいい』を追っていく。いつもスタートはそこからですね。」だそうです。
さてさて…、また大変な世界に足を突っ込んでしまった気がする。でも、「さかざきペンギンの魅力」を解明していくことは、広い意味で「ペンギンの魅力」について考えることにつながる。そう考えています(^o^)/
このテーマは、まだまだつづくぞお〜(^○^)