「最近とりくんでいること」の回に、kochan-mama様から、2点、ご質問をいただきました。はじめは、そのブログのコメントへの返信として、お応えしようかな?とも考えていたんですが…(~_~;)まあ、よくよく自分で自分の振る舞いを振り返ってみると、結構いい加減なんですね、これが!(@_@)お恥ずかしい限りです_(._.)_!!
とはいえ、一応自分なりに考えて行動している部分もありますので、ご質問に沿いつつ、ご説明(釈明?(^_^;))していこうと思います(^○^)!!
まず、今回は、「『ペンギン博士』から『教師』に切り替える方法は?」というご質問からお応えして参ります…(^_^;)
結論を先に言いますと、「成りゆき」です(~o~)!教師という商売は、基本的には毎日・毎月・毎年のルーティンワークが決まっています。だから、教員生活に慣れてくると、だいたいのことは「流れ」でこなせるようになるんです。この慣れてくるタイミングは、人によって長短があります。私は10年くらいかかりましたが…(^_^;)
私の場合、幸運だったのは、まず、妻が同じ職業だったということ。こちらの日々の状況を詳しい説明抜きで理解してくれましたから…(冷汗)だからかえってゴマカシが効かないこともありましたが(^_^;)しかも、「ペンギン病」は、元来妻が罹患し、私が感染したという立場だったこと、それも大きいですね(^o^)/
次に幸運だったのは、あの青柳先生に出会えたこと。青柳先生も、やはり高校の教員でしたし、奥様も同じお仕事でした!つまり、青柳先生に教えていただいたのは「ペンギン生物学」のことだけでなく、「同じ業界の大先輩」として、どのように教師という仕事と「ペンギン研究・保全のための活動」とを両立させていくか、という点でした。
青柳先生と『ペンギンになった不思議なトリ』の翻訳作業を濃密に進めながら、「ペンギン生物学の基本的知識」や「ナチュラリストとしての心得や技術」、さらに「教師としての活動との両立を如何にはかるか?」という「学科」を同時に学んでいた、という感じです。つまり、言い方が古いんですが、「青柳先生に弟子入り」したんですね。
青柳先生は、実に効果的に各々の活動を組み立てていらっしゃいました。先生の場合は、特に理科がご専門でしたから、余計に「教師としての活動とペンギン博士としての活動」とが、ごく自然に融合していったのだと思います。さらに、青柳先生の偉大なところは、日本自然保護協会での活動や、ハンディキャップのある子どもたちへの専門的な教育思想・技術の研究・実践に於いて優れた実績を残されたことです。
様々な活動が孤立して理解され実践されているのではなく、必ずどこかで繋がっていて、いわゆる「社会的還元」が同時に実現されていること。これがポイントだと思います。
例えば、私は今、「1人のカリスマより百人のエキスパート」という原則を自分に課して行動するようにしています。誰かを絶対的な権威をもつ「教祖」として祭り上げ、その人物の下であらゆる活動をコントロールしていくことは、一見統率がとれていて美しいかも知れません。でも、「野生動物の研究・保全の実績をあげる」という現実的目的を掲げると、そういう進め方、組織化は、却っていくつもの阻害要因を生み出すものだということに、気づくはずです。
そういう独裁的リーダーの下では、多様な発想、ユニークなアイディアがなかなか育ちません。つまり、研究や保全の実をあげるためには、大勢の有能でモチベーションの高い人材=スタッフが必要不可欠ですが、それを確保できないのです。しかも、万一、独裁的なカリスマが倒れたら、ドングリの背比べでなんの実力もなくモチベーションも低い烏合の衆的な集団に、いったい何ができるのでしょう。
つまり、私は決して意識的にそうしてきたわけではないのですが、教師という仕事を「ペンギン博士」として活動する際に、「仲間や有能でやる気に溢れた後進を見いだす効果的な職業」として活用してきた、と言ってよいと思います。今は、明瞭にその効果を理解し測りながら活動しています。だから、私にとっては、教師としての活動と「ペンギン博士としての活動」とは、ひとつながりの関係であって、どこかで「切り替え」てやっている、という意識は全くないのです。
幸いなことに、私の仲間達には、年齢・性別をこえて、多彩かつ多才な人材が顔を揃え、各々の特性を発揮した活動を続けています。また、若くモチベーションの高い世代も少しずつですが、成長し力をつけつつあります。その具体例の一部は、このブログでもご紹介して参りましたが、今後も機会をとらえて、できるだけ大勢の方々をご紹介して参りたいと考えております(^○^)!!これを読んで、「アッ!私のことかも!?」と感じたあなた!お心当たりの方々、覚悟しておいて下さいね(^○^)!!
では、最初のご質問につきましては、こんな感じでよろしいでしょうか?(^o^)/
2番目のご質問については、また次回(^o^)v!!
<a href=”http://www.amazon.co.jp/gp/aw/rd.html?ie=UTF8&dl=1&uid=NULLGWDOCOMO&lc=msn&a=4886221041&at=penguinstyle-22&url=%2Fgp%2Faw%2Fd.html” _mce_href=”http://www.amazon.co.jp/gp/aw/rd.html?ie=UTF8&dl=1&uid=NULLGWDOCOMO&lc=msn&a=4886221041&at=penguinstyle-22&url=%2Fgp%2Faw%2Fd.html” alt=”ペンギンになった不思議な鳥”><img src=”http://ecx.images-amazon.com/images/I/5112M40RS1L._FMjpg_SL80_.jpg” _mce_src=”http://ecx.images-amazon.com/images/I/5112M40RS1L._FMjpg_SL80_.jpg” style=”vertical-align:middle;” _mce_style=”vertical-align: middle;”/></a><img src=”http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=penguinstyle-22&l=msn&o=9&a=4886221041″ _mce_src=”http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=penguinstyle-22&l=msn&o=9&a=4886221041″ width=”1″ height=”1″ border=”0″ alt=”” style=”border:none !important; margin:0px !important;” _mce_style=”border: none !important; margin: 0px !important;” />
たま〜にお邪魔いたしますマッキーの母です。
教師の上田一生の一部を知っております私。(ウフフ)
息子にも確認をしましたが 教師の時は ペンギン博士の「ペ」の字も 全くお顔を出さない。
どちらかというと ペンギンよりも ◎ンタッキーおじさん
の方が、生徒達はにていると噂をしていたような気がいたします。
(失礼いたしました)
ただし 様々な思いや考え方は 我が息子に真っ向から対応していただいた かつての姿勢に共通するような・・・
つまらぬことを横から言いまして しつれいいたしましたが 教師の上田もペンギンの上田も全部ひっくるめて 上田一生先生なんでしょうね。
上田先生、こんにちは。早速のご回答、ありがとうございます。ご多忙のところ、私ごときの質問にこんなに丁寧にご回答くださいまして本当にありがとうございます。心よりお礼申し上げます。
質問の背景として、自分が今、ルーチンの仕事とは別に、あるテーマを抱えていて(まさに、頭の使い方が異なる仕事)、それがなかなか進まず困っていて“藁にもすがる”思いで先生にお尋ねした次第です。
先生のご回答を読んで、私の2つの仕事・テーマ(先生であれば教職であることと学術的研究)が、それぞれただ独立した存在ではなく、何かしらの関わり・関連(ひとつながりの関係)があるのだとすれば、ことさら“切り替える”などと身構えずに、幸運にも出会うことができた顧客や取引先(先生であれば先輩研究者や後輩)に感謝し、「社会的還元」という視点で仕事(先生であれば研究)に取り組んでいくことなのだ、と理解しました。
今日からまたがんばっていこう!というパワーが湧いてきました。
・・・私は、個人的には上田先生が「ペンギン界のカリスマ」でも良いような気がします。
>マッキーの母 様
ご無沙汰しておりますm(__)m!!イヤア〜(~_~;)バレバレですなあ〜(^○^)!!その後、ご子息はお元気ですか?よろしくお伝え下さいね(^o^)v!!
そうなんです!!彼らには「ケンタオヤジ」、「サンダース」、「カーネル」…と呼ばれていましたし、今でもそういう「役柄」です(~_~;)「先生!昨日また店先でバイトしてたでしょう!?」、「そうなんだよ!アチコチで忙しくってさあ〜!」という会話がお約束です(^o^)/
でも…、授業(特に地理の環境問題の単元)でも、何回かは「ペンギン関係の話題」を出すんですが…(~_~;)もうちょっと、「学校でのP関係の露出」を増やしましょうかね(^○^)!!
>kochan-mama 様
深刻なご相談に、ストレートでお応えできず失礼致しましたm(__)m!!
直面していらっしゃる「あるテーマ」が、突然出現したとすれば、対応に苦慮されるでしょうね!
でも…、ひょっとすると、これまで積み上げてこられた様々なご実績に対する社会的評価が、新しいテーマの出現に繋がったとすれば、今後も自然体で対応されてはいかがでしょうか?また、ご連絡いただければ幸いです_(._.)_!!
上田先生、こちらこそ大変失礼いたしました。
普段から先生の八面六臂のご活躍には畏敬の念を抱いておりまして、爪の垢のエッセンスだけでも頂戴できればと思った次第で、こちらこそ余計なお手間を取らせてしまいました。
これに懲りずにこれからも迷える子羊ならぬ“迷えるおばペンギン”をよろしくお願いいたします。
>Kochan-mama様
ご丁寧にありがとうございます_(._.)_!!今後ともよろしくお願い申し上げますm(__)m!!これに懲りずに、いつでもご質問をどうぞ!!(^○^)!!