絵本、児童書、子どもの本…、というのは、実に難しいジャンルです。誰をターゲットにしているか?だけでなく、どのような「効果」を期待しているのか?表現手法は何か?…などなど、いろいろな角度からの捉え方が可能だからです。
『おやすみペンギン』(浅沼とおる作・絵、フレーベル館、2011年9月)は、「あかちゃんといっしょ0・1・2」シリーズの第4巻です。「赤ちゃんにとって必要なのは、発達に即したストーリーと言葉のリズム」という基本的な考え方で、繰り返しの言葉のリズムと、ハッキリした色彩で描かれています。
ペンギンは、白と黒という、明確なツートンカラーの代表格として、本の最初と最後に登場します。さあ…どんな描かれ方をしているのでしょう?