ラッパー君

2009年3月、大勢の動物ファンに惜しまれつつ、生きもの番組の定番だった『どうぶつ奇想天外』(ＴＢＳ)が幕を閉じた。

私は、『奇想天外』の前身である『わくわく動物ランド』の時代から、「ペンギン関係の監修」をつとめ、何回かは画面にも引っ張り出されて解説したことがある。

そういった長年の付き合いで、あるスタッフにお願いして許可をいただき、このラッパー君を「お預かり」している。もし、近い将来TBSさんの気が変わって、「よし!奇想天外を復活するぞ!!」との英断が下された時に備えて、彼をお守り申し上げているのだ。

このラッパー君は、番組の「小道具」として実際にスタジオで「働いて」いた。あちこち小さなハゲがあるが、今でも堂々と仁王立ちしている。身長は90cmほど。体重はいたって軽く、1kgくらいしかない。

番組スタッフから教えていただいた彼のプロフィールは次の通り。
「特技はクラリネット演奏。江戸っ子気質のいいヤツ。性別オス。性格・特技：気が短くて文句たれだけど、いいヤツ。笑い上戸。ラッパのような鳴き声でクラリネット演奏ができる。氷山の頂上で吹く彼のクラリネットは、天敵のトドまでうっとり。水の中でも陸でもできるロケットジャンプ!も特技。好きなもの：氷と雪と嵐。北の国の氷の下の世界。『氷はオレを熱くさせるのさ!』クールな目付きで寒い国のことならおまかせ。嫌いなもの：氷の冷蔵庫から食べ物を失敬されること。くせ：嬉しくても、顔にでない。ポーカーフェイス。趣味：氷河や氷山の研究。地球の温暖化のことはペンギンに聞くのが一番。」

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