三菱みなとみらい技術館様とは、一昨年の「CO2特別展」関連の講演会開催以来、様々な交流をさせていただいております(^○^)!!館長はじめスタッフの皆様には、本当にお世話になりましたm(__)m!!
先日、学芸員の佐野様から2012年2月18日(土)にオープンする「ぴったりコミュニティーゾーン」のご案内をいただきましたので、皆様にご紹介申し上げます(^○^)!!
様々なスタイルの「工場見学」が大人気ですが、一方で科学技術系の博物館や体験型学習施設は低調だ、という情報もあります。確かに、「理系離れ」の流れはあると思いますが、こういう傾向を、単純に在来型の「文系・理系」というくくりで捉えるのはいかがなものか?…と、常々考えています。
例えば、動物園や水族館などの施設はそれなりに工夫を凝らしながら頑張っています。生きものを扱うこれらの施設は、一応「理系」なんでしょうが、利用者はそんなことを基準にその施設を利用するか否かを決めてはいないのではないでしょうか?「科学博物館」とか「自然史博物館」とか「歴史博物館」とか…、芸術系の施設は別として、要するに「企画や内容の面白さ」とそれを「運用し利用者へのサービスをどれだけ充実するか」ということが、利用者の決意を左右する決定的な要因ではないでしょうか?
その点、三菱みなとみらい技術館はピカ一です(^o^)v!!施設そのもののキャパシティーは、確かにそんなにはありません。しかし、内容の充実と、新しい工夫、スタッフのモチベーションは極めて高く上質です(^o^)v!!
私の専門は「ペンギンの保全」ですから、この技術館の展示内容と直接に結びつく要素はほとんどありません。しかし、技術はなんらかの目的があって磨かれ進歩します。現代は、特に今の日本は「災害多発時代」に突入し、様々な分野で山のような解決すべき課題を抱えています。これらの課題は、実はどこかで繋がっていて、結局は生きものと人間との共生を実現し維持していくことが大きな目標であり共通点でもあります。つまり、これは文系・これは理系、あるいはこれは生きもの・これは技術…というように、完全に分離・隔離して考え対応していけば、より良い解決方法が見つけられる状況ではないのです。
皆が、現実を各々自分のこととして受けとめ、未来を切り拓く糸口をあらゆることに求めていかなければならない時代になっている。人々や知識・技術の間に壁をつくって隔離していくのではなく、隣や縁遠いと考えてきた領域にも視線を投げ、考える姿勢を培わなければならないのだと思います。
さて、三菱みなとみらい技術館学芸員の佐野様によれば、同館は、近年、年間入館者数15万人を維持し、昨年は累計180万人の入館者数を達成したとのことです(^o^)v!!この実績は、同館の展示・企画力と教育普及活動の充実を如実に物語るものです!!
今回の「ぴったりコミュニティーゾーン」に関する詳細は、以下のサイトでご確認下さいm(__)m!!
多数の皆様のご来館をお待ちしております(^○^)!!