著者は上田恵介先生。鳥の行動生態学、進化心理学を専門とする博士のご研究は、1980年代、山岸哲博士とともに、「オシドリは実は生涯にわたるつがいの絆を形成しているわけではない」という一連の著作で著名になりました。
すでに何回かご紹介した「日本野鳥の会」機関誌である『野鳥』の最新号の特集で、上田恵介博士は、その後のご研究の成果を交えて、「鳥の夫婦関係」について詳しくわかりやすく解説して下さっています。
例えば、イギリスの著名な鳥類学者=デイヴィッド・ラック博士の説を引用して、「鳥類の92%が一夫一妻である」ことを紹介し、一方哺乳類の多くが一夫多妻であることを指摘しています。
ペンギンのことは、ほんの一度しか登場しませんが、同性ペアや「ヘルパー」についての記述など、様々な解説が、ペンギンの生態を理解するための非常に重要な参考になるはずです(^○^)!!
皆様、ぜひ、最新号をご覧下さいm(__)m!!