この情報も、佐野淳さん経由でチリから送られてきたものです(^○^)!!情報提供者はアレハンドロ・シメオネ博士。長年、ペンギン会議がお世話になってきたブラウリオ・アラヤ博士の一番弟子で、もう20年近いお付き合いがあります。まずは、シメオネ博士からいただいたメールを原文のままご覧下さい。
「Date: Mon, 27 Aug 2012 16:15:55 +0000
Hi Atsushi, so far no oil spill has been detected. The Chilean Navy is pumping out the oil from the tanker…hopefully all will you well.Alejandro
」
ほかの情報によれば、シメオネ博士は過去の類似の事故の時にも、サンアントニオ博物館スタッフと連携しながら対応したとのことですので、「8月27日15時(チリ時間)現在、重油の流出はない」という情報は確実なものだと思います。
また、座礁した貨物船からチリ海軍が重油抜き取り作業を開始したようですので、こちらも一安心です(^○^)!!
ちなみに…シメオネ博士は、チリにおける「ペンギン研究ならびに保全活動の第一人者」だと私は考えております。1998年にチリで開催された「フンボルトペンギン保全に関する国際会議」に参加されたことはもちろん、個体数調査や混獲問題、アルガロボ等生息地の長期的・継続的観察ならびに記録活動を精力的に行っていらっしゃいます。
過去に、国際ペンギン会議に参加された時には、ペンギン会議(PCJ)が旅費の一部を支援させていただきました。
…というわけで、今のところ、重油流出という最大の危機は回避される方向に向かいつつあるようです。しかし、何回も記しましたが油断は禁物です。今後とも、現地からの最新情報に注意していきたいと思います。