2010年8月29日〜9月3日まで、アメリカ(ボストン)のニューイングランド水族館で開催されていた「第7回国際ペンギン会議」が、盛会の内に終了しました。
今回の「国際ペンギン会議」には、2つの「初めて」がありました。
1つは、「北半球=つまり野生のペンギンがいない地域」での、初めての会議だということ。
2つ目は、「ペンギンを飼育・展示している施設=水族館」が、初めて主催団体となったこと、です。
この会議に参加した弘前大学の佐藤信彦さんによると、今回の会議には、200人以上が参加したとのことです。会議の「発表資料=アブストラクト」によれば、90以上の「口頭発表」の申し込みがあり、最終的には、口頭発表=73、ポスター発表=50以上という状況でした。
当初は「4年に1回」というペースで開催されていたIPC(国際ペンギン会議)ですが、最近では2〜3年に1回という開催間隔になってきました。
また、参加者数や発表演題数は、毎回増加しています。この状況は、ペンギンに関する様々な研究活動や保全活動、飼育・展示活動が着実に増加し活発化している証左だと考えます。
ただ、残念なのは、相変わらず「日本人の参加者」が圧倒的に少ないことです。今回は、前述の佐藤さんと帝京科学技術大学の森貴久博士のお2人だけでした。
以前にも記しましたが、「日本人は世界一ペンギン好き」を主張するならば、この状況を何と説明すれば良いのでしょうか?
「ペンギンのワールドカップ」であるIPCで、日本人の発表演題や参加者が「目立つ」時代は、いつくるのでしょうか?私は、そんな日がくることを、心から願っています!
ところで、次回のIPCは、佐藤さんによれば、どうやらイギリス(たぶんブリストル)になりそうです。楽しみですね(^o^)/
今回の会議については、12月5日(日)に予定されている、今年の「ペンギン会議全国大会」で、佐藤さんに報告していただく予定ですので、こちらもお楽しみに(^o^)/
なお、「会議資料集」に収められた「面白い」情報は、このブログで少しずつご紹介していくつもりです。
世界規模で、ペンギンについて、考えてますが、今は身近?な某動物園のペンギンについて、ちょっと気になる私です。
願いはひとつ、ペンギンの幸せです。
manchot 様
コメントをありがとうございますm(__)m!!最近は、遠いところをウロウロしておりまして、なかなか身近な動物園に出掛けられませんでした(~_~;)
manchotさんが「ちょっと気になる身近な某動物園」というのは、どこのどういう問題でしょうか?教えていただければ幸いです(^o^)/何卒よろしくお願い申し上げますm(__)m!!