友人のN様から「world-penguin’s-day」についてのご質問をいただきました(^○^)!!

2013 年 5 月 6 日 月曜日

まずは、N様からいただいた「ご質問メール」の一部をご覧下さい!!

上田先生、こんばんは。…(中略)…今日は先生にお伺いしたいことがあって、メールをしております。

先生、4月25日は世界ペンギンデーなのでしょうか?
実は私、最近ツイッターであちこちの動物園のツイートを閲覧しているのですが、現地が25日の開園時間になると、アメリカの動物園が一斉にHappyWorld Penguin Day! とツイートしていたのです。
ところが、日本では貴ペンギン会議でさえ何も触れられないので、大変いぶかしく思っております。
日本は世界で飼育されているペンギン4分の1がいるのに、『国際』ペンギンデーに参加(?)していないのでしょうか?

N様、貴重な情報をありがとうございましたm(__)m!!ご指摘いただいた「world-penguin’s-day」は、全くの初耳でした(^○^)!!

お知らせいただいてから、知り合いの動物園・水族館関係者や研究者にいろいろたずねてみました(^○^)!!

その結果、だいたい以下のようなことがわかってきましたので、事情をご説明したいと思います(^○^)!!

まず、この「記念日」は、動物園・水族館や国際的な研究団体などが公的に始めたものではない、ということです。すでにお伝えしましたように、今年9月にはイギリスのブリストルで第8回国際ペンギン会議が開催されますが、そのような国際的な会合とも関係がありません。

また、アメリカの動物園では、一部のキーパーの間で「世界バクの日」とか「世界レッサーパンダの日」とかがTwitter等で話題になっているそうです(^○^)!!N様がご覧になったのも、そういうやりとりだったのではないでしょうか?実際、今でも「#penguinday」で検索すると、その様子を確認できます。

一方、ある方から、「Nature World News」というサイトに掲載された James A. Foley氏の「World Penguin Day Calls For Celebration Of The Flightless Birds」という記事をいただき、だいたいの背景がわかってきました。

フォリー氏によると、ことのおこりは南極にあるアメリカのマクマード基地のペンギン研究者たちのお祝いにあるようです。マクマード基地周辺のエンペラーペンギンの繁殖地には、毎年4月下旬にエンペラーペンギンたちが戻ってきます。最初の個体が繁殖地に姿を見せた日付が、たまたま何年か続けて4月25日だったことから、マクマード基地ではこの日を「World Penguin Day」としたのだそうです(^○^)!!フォリー氏によれば、この行事の起源は、2007年まで遡って確認できる…とも記しています。

フォリー氏は、「Ian Somerhalder Foundation」の情報を引用しています。さらに詳しいことは、そのサイトをご確認下さい!!

というわけで、この動きは、今のところアメリカに限定されたものだということがわかりました。これからも、どういう変化があるか、注目していきたいと考えております(^○^)!!

また、何かお気づきのことがありましたら、教えていただければ幸いですm(__)m!!

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