まずは、地球の反対側=フォークランド諸島で取材活動中の斎藤美香子様からいただいたメールをご覧下さいませ_(._.)_!!
「上田先生、お世話になっております。仙台の斎藤です。現在取材でフォークランドにおりますが、早くもこちらに来て1か月が経とうとしています。
今回はイアンにもインタビューなどでかなり登場してもらいましたが、足腰は弱ったものの、ここ2〜3年では一番元気に見えてほっとしました。
こちらは寒く天候不順な春〜夏を迎えており、皆口を揃えて「ここ十年では一番天候が不順と言っています。
ペンギンの状況ですが、以下滞在しているニューアイランドの状況になりますが、イワトビペンギンの繁殖状況は、ここ何年かで一番思わしくないかもしれません。 現在の孵化率・ヒナ生存率が非常に悪い状況です。
ジェンツーペンギンについては、今のところ際立ってヒナの生存率に特に変わりはありませんが、現在行っているデータロガーの調査の結果、今年は例年よりずっと沖合で採餌しているようで、今後ヒナの成長にも影響が出てくるのではないかという専門家の話です。 例年ですと、今の時期(ヒナが15〜25日齢)遠くても直線距離で30キロ圏内で採餌するくらいなのですが、データロガーを付けた個体は、近くて60キロ圏内、遠くて90キロ圏内まで採餌に行っているようで、その圏内をジグザグに移動しているので、1回の採餌旅行の距離は150〜200キロにもなるようで、実に例年の3〜5倍は移動しているようです。
一般的には本などで採餌範囲については、ジェンツー<マゼラン<イワトビのように言われますが、こちらの専門家に言わせれば、それは机上の論理で、実際はいろいろな場合があるということです。
日本は寒さも厳しい折と存じますが、どうぞお体に気を付けてお過ごしください。
斎藤美香子」
斎藤美香子様、いつも貴重なペンギン情報をいただき、本当にありがとうございますm(__)m!!取材に入られてから1ヶ月が経過したとのこと。そろそろお疲れが溜まってくる頃と推察致します。くれぐれもご自愛下さいませ_(._.)_!!
イアン・ストレンジさんの体調が回復したとのこと、伺って喜んでおります(^o^)v!!
ただ、イワトビペンギンの状況は気になるところです。これは、フォークランド諸島に限ったことではありませんが、イワトビペンギンの減少傾向にどこかで歯止めがかからないと、ちょっと厄介なことになるような気がしております。イアンさんのお考えを伺いたいところでもあります。
なお、斎藤美香子さんの詳しい活動成果につきましては、ぜひ、斎藤さんの専用ブログをご確認下さいませ_(._.)_!!
斎藤さんはじめ、皆様の取材活動が成功をおさめ、ご無事で帰国されることを、心からお祈りしております!!