新しいペンギン専門書『ペンギン大全』出版のお知らせ(第2報)です(^o^)/‼️

2022 年 4 月 19 日 火曜日

4月26日(火)、いよいよ『ペンギン大全』(A4版・青土社)が発売されます‼️表紙(帯なしと帯付き)は、こんな感じです。

1999年に出した『ペンギン大百科』(平凡社)の版型はB5変形版でしたから、『ペンギン大全』は一回り大きなサイズです。また、『ペンギン大百科』には、スケッチ(モノクロ)、カラーイラスト(博物画)、カラー写真(一部)が掲載されていましたが、『ペンギン大全』には、フルカラーで約200点の写真と130点以上の図表が掲載されています。

もちろん『ペンギン大全』は写真集や図鑑ではありません。49人の第一線の研究者たちがまとめた「専門的データブック」ですから、「かわいいペンギンたち」は登場しません。しかし、1年のうち何ヵ月もの間、吹きっさらしの海岸で雨風に耐えながら研究を続けている研究者が観た「生のペンギンたちの姿」が、いきいきと切りとられた迫力ある写真を楽しむことができます。

『ペンギン大百科』では、紙面の都合上カットせざるを得なかった図表や参考文献も、今回はそのまま全て収録してありますので、ペンギンのことをより深く専門的に調べたい方々は、そこからさらに各々の信頼できる論文へと、調査を深めていくことができるでしょう。また、『ペンギン大百科』と『ペンギン大全』とを比較することによって、1990年代後半から2010年代後半に至る20年間ほどのペンギン研究の歩みや変化を、具体的に知ることもできるはずです。

今回の日本語版をつくるにあたり、「ペンギン学史」と「ペンギン保全史」を書き下ろし、さらに「略語解説・用語解説」も加えました。本文中に度々登場する研究者や研究機関、保全活動や保全団体あるいは保全・救護の関連法規などについて、基本的な事項を確認できるようにまとめたものです。

次回=「第3報」では、今回の翻訳に至る経緯をご紹介致します。

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