★募金趣意
すでにご存知の通り、2010年2月27日(現地時間)、チリで大地震が発生し、多くの死傷者が出るとともに、同国各地に甚大な被害が生じました。ペンギン会議では、地震発生直後から現地関係者と密接に連絡をとり合い、動物園・水族館関係施設ならびにそのスタッフ、及びペンギン研究者、保全活動家の被災状況を確認して参りました。その結果、一部関係者のご親族が亡くなるという悲劇がございましたが、幸いなことに各施設の被害は軽微で、特に緊急に支援を必要とするケースはないことが確認されました。
一方、メトロポリタン動物園関係者からは、「フンボルトペンギン生息地の被害状況を確認するための支援要請」がきております。このような要請は、現地の一般的情勢が鎮静化し、復興活動が軌道にのり始めるとともに、増加するものと思われます。
そこでペンギン会議では、今後の現地からの支援要請に即応できる資金を確保するため、以前から設けている「フンボルトペンギン保護基金」の口座を活用し、下記の要領で募金活動を開始致します。
皆様の温かいご支援を、何卒よろしくお願い申し上げます。
なお、募金活動結果ならびに現地での生息地の被害状況等につきましては、適宜会合を企画してご報告申し上げる予定です。
★募金目的
チリ震災被害復旧活動とペンギン保全活動の両立を目指す現地団体及び関係者を支援するため、現地からの要請に基いて適切な資金的援助を実施する。
★募金期間
2010年3月19日〜2011年3月末日まで
★募金方法
1,1000円、3000円、5000円、10000円を各々1口としてご寄付下さい。もちろん、複数口のご寄付も歓迎致します。
2,寄付金窓口:郵便貯金綜合口座
◇口座名:フンボルトペンギン保護基金
◇代表者:上田一生(ウエダカズオキ)
◇記号:10540
◇番号:38990881
◇お願い:大変お手数をおかけし申し訳ございませんが、入金者名が表記される方法でご入金下さい。
(このメッセージは非公開でけっこうです。)
ほんの気持ちですが取り急ぎ送金させていただきました。
私もそうですが、銀行のネットバンキングから送金する人のために、次の表記を加えてはいかがでしょうか。
金融機関コード:9900
店番:058
店名:〇五八店
口座番号:3899088
*銀行振込用の口座番号は7桁なんだそうです。
*それにしても、店名のセンスはさすが(?)ゆうちょですね。
最近ニュースのサイトでマゼランペンギンが食糧不足で大量死していると、痛々しい写真とともに記事が紹介されていました。
実際状況はどうなのでしょうか?
ぺ好きにはつらいのでなんとかしてあげたいです。。。
かみじょ 様
温かいお気持ちのコメント、ご提案をありがとうございました!!このサイトの「トピックス」や他のカテゴリーでも繰り返しお伝えし、ご紹介しております通り、私も、南米のマゼランペンギンの件では、心を痛めております。ウルグアイで救護活動を行っているリチャードさんやヌリアさん、それから彼等を支援している小澤由紀子さんからは、いつも最新の状況をお知らせいただいておりますので、「ニュース」だけでなく、現地の関係者の「生の声」に耳を傾けていただければ、と思います。
私も、これまでに2回ほど、リチャードさんに「寄付」をして参りました。そして、これからも、彼等を支援していく決意です。
ところで、このような、特に「若鳥の大量死」には、気をつけなければならないことが、いくつかあります。先ずは、マゼランペンギンの場合、「巣だった若鳥の長期的な渡り」という生態が知られています。つまり、マゼランの若鳥は「毎年必ず冒険の旅」に出て、残念ながらその何割かは必ず死んでいくのです。これは、いわば「自然の摂理」であり、人間がみだりに干渉してはいけない領域なのです。
第2に、では「巣だった若鳥のうち『やむを得ず犠牲になる割合』はどれくらいか?」ということが正確にわかっているか、というと、まだ不明な点が多いのです。これまでも、毎年「数百」という単位での「犠牲」がでる、ということは経験的に知られていました。しかし、今回の「死亡数」が異常なのか否かについては、まだ今後の推移を見なければなんとも言えません。
第3に、近年の異常気象は「地球温暖化」に原因の一部がある、と言われています。私も、「たぶんそうだろう!」と考えています。しかし、今回の現象が、「温暖化によるもの」なのか、ちょっといつもより強力な「ラニーニャ」のせいなのか、については、今すぐ解答は出せないのです。ですから、今回のマゼラン達の死が、全て「温暖化のせいだ」とは、残念ながら断言できません。本当に残念ながら…。
第4に、「若鳥は実に簡単なことで死にやすい」という問題があります。ちょっと巣だった時期が早すぎたとか遅すぎたということが原因で、バタバタ大量に死んでしまうこともあります。成鳥に比べて「餌とり」が下手ですし、泳ぎや波をかわす技術も未熟です。だから、比較的小さなプレッシャーで「潰れて」しまうのです。
さて、以上、色々グズグズ言いましたが、それでも私は、今回、いや最近数年間のマゼランペンギンの漂着状況は、「なにかおかしい」と考えております。
そこで、小澤さんやリチャードさんのご協力を仰ぎ、南米の「救護組織」の現状を調査して参りました。また、来月には、直接現地を訪れ、彼らの「生の意見や意向」を確認してくる予定です。
その上で、どのような支援が今後有効なのか?しっかり確認してきたいと考えております。
かみじょさんのお気持ちを、しっかりマゼランペンギン達の保全に活かすためには、こちらからの「一方的なラブコール」だけでは不充分だとも考えております。いかがでしょうか?
もし、このような考え方にご賛同いただけましたら、どうかもう少しお時間をいただきたいと思います。必ず、皆様のお力をお借りする時が参ります。その時まで、いましばらく「調査と調整の時間」をいただきたいと考えております。どうか、ご理解とご協力とを、何卒よろしくお願い申し上げます。
上田さま、しろうと者のつぶやきに学術的なお返事ありがとうございました。若鳥は一番生命力がありそう!と思っていましたが、経験からいうとやはり成鳥にはかなわないのですね。ぜひ、調査をしていただき、わたしのような
しろうと者レベルでもペンギンが好きでなんとかしてあげたいという
気持ちを支援するかたちで表したいです。
かみじょ 様
いつも励ましのお言葉をありがとうございますm(__)m!!
他のブログでもちょっと触れましたが、マゼランペンギンの実情を調べにアルゼンチンとウルグアイの「救護施設」を訪ね、関係者からお話を伺ってきました。
彼らの活動に関する貴重な資料をいただいてきましたので、今、それを読み込んでいるところです。間もなく、その結果の一部をブログでご報告する予定です。
今後ともご支援を何卒よろしくお願い申し上げますm(__)m!!