現在の支援活動を概観します(^o^)/

2011 年 4 月 20 日 水曜日

今週の金曜日で、あの大震災発生から6週間になります。
春は、まだまだ寒さとの綱引きを続けていますが、東北からの桜の便りが、暖かい陽射しを1日ずつ北へ北へと運んでくれるよう、祈る毎日です!

何か勘違いしている方々が、依然として「自粛自粛」と唱えているようですが、私などの一般庶民は、毎日前に進むしかありません。
亡くなられた大勢の御霊、なお行方のわからない大勢の方々への思い、鎮魂の誠は、1日たりとも忘れられるものではありません!
しかし、だからこそ、この毎日を、明るく建設的に有意義に過ごし前進を続けることが、あの恐怖の1日に呑み込まれたまま戻らぬ、いや戻ろうとしても戻れぬ方々への、せめてもの慰め、魂の鎮めになるのではないか?そういう風に考え、行動していきたいと思います。

また、現に、あの日以来、余震は止まらず、原発の被害は拡大するばかりです。
「関東以北」には、まだまだあの日の恐怖が陰湿に黒い傘を拡げているのです。東日本では、「非常時が日常化」しているのです。
たぶん、この傷は簡単には癒えてくれないでしょう。だからこそ「自粛」なんて言っている余裕はないのです!!「自粛」を唱え、心と生活を畏縮させて「満足し安心していられる」のは、「非常時」の中で生活していない(物理的にも心理的にも)方々ではないでしょうか?

もう、そういう「健康な想像力の欠如した方々」につきあっている余裕はありません。
東日本で生きていく人々は、活力を、元気を、明るい生活と未来を、1日も早く回復させるために、被災地や被災者と協力して、どうすれば元気になれるか、毎日考え工夫しながら生きています。
どうか、そういう気持ちを理解していただきたいと思います。

例えば、佐藤克文先生の4月13日のブログを、ぜひお読み下さい!
あの甚大な津波被害を受けた岩手県大槌町の漁師さんは、支援に駆けつけた佐藤先生一行に「いつでも研究用の船を出すよ!」とハッパをかけたそうです。もちろん、まだ船を取り戻せない漁師さんもいらっしゃるようです。
しかし、佐藤先生や大槌町の漁師さんたちは、早くも「海に出る」、つまりいつもの生活の舞台とリズムを取り戻すことを熱望していらっしゃるのです!!

私は、こういう活動を真剣に応援したい!!

また、斎藤美香子さんのブログには、震災と原発の苦しみが溢れています。
しかし、斎藤さんは「ペットレスキュー」に命をかけ、今は「立ち入り禁止地域」を徘徊するイヌ達の里親、新しい飼い主を探す活動を真剣に支援されています。
ご自身が酷い被害を被りながら、それでも、いやそれだからこそ、支援活動に邁進される。そういう姿勢が、私には最も尊いものだと思えるのです!
しかも、最近のブログの中で、フォークランドでの「ペンギン保全活動」の再開・継続を宣言され、その具体的準備に入られています!!

私は、こういう方をこそ、応援したい!!

佐藤先生も斎藤さんも、このブログを最初からご覧の方々は良くご存じの通り、あの3月11日からずっと、大震災と闘ってきたいわば「同士」あるいは「戦友」だと、私は勝手に決めています。
お互いの無事がわかり、酷い混乱を経て、今ようやく活力と生活を取り戻しつつあるのです。

また、マリンピア松島水族館の再開は、そんな動きを象徴するような出来事です!
最近、館長の西條正義様や専務の川村隆様から力強いメッセージを頂戴しておりますが、様々なマスコミの報道をみても、マリンピアの復活は「東北に咲いた華」なのです!
「動物園や水族館は平和の象徴」だと言われます。これは、第二次世界大戦を挟んで上野動物園の園長を勤めた古賀忠道さんの言葉です。
戦災(人災)と震災(自然災害)とは、全くその原因は違いますが、多くの人々を塗炭の苦しみに突き落とすという意味では、人々の、庶民の感覚からいえば、似ていると言えるでしょう。
つまり、マリンピアの再生は、被災地の人々の心に「平安と日常」を再生させてくれるもの、そう信じています。

だから私は、マリンピア松島水族館を応援し続けたいのです!!

もう1つ、うれしい動きがありました。

このブログで4月4日にご紹介した「ふでペン」様のご提案、を覚えていらっしゃるでしょうか?

ふでペンさんは、小学舘にお勤めですが、被災地からのご要望があれば、「子ども用雑誌」を提供できますのでご連絡下さい、と提案されていました。

実は、昨日、「おもちゃの図書館全国連絡会」の方からお問い合わせがこのサイトに入り、現在、両者の間で、実際の「雑誌提供」に向けた調整が始まっています。
「おもちゃの図書館」の関係者の方によれば、仙台の多賀城文化センターでは、子ども向けの本、特に雑誌が不足しているとのことです。
絵本は、各地の自治体から寄せられる「新本」が十分あるが、新しい雑誌はなかなか入手できないそうです。

この支援活動につきましても、このサイトで、引続き情報提供、仲介を致しますので、ご要望がございましたら、ぜひご連絡下さい!!

震災後6週間を前に、この時点での所感と、支援活動について簡単にまとめてみました。

引続き、皆様の、ご理解とご支援を、何卒よろしくお願い申し上げます!!

ペンギン会議・マリンピアクラブ 上田一生

コメント / トラックバック 3 件

  1. ダンチョウ より:

    先生のおっしゃる通りです。
    まずは、一歩でも半歩でも踏み出さねば。

    我が岩沼市吹奏楽団も練習会場を探し出し、約1ヶ月ぶりに
    活動を再開させました。
    一部の演奏会などは中止となってしまいましたが、
    これから慰問演奏やチャリティー演奏、そして依頼演奏など
    積極的に行っていこうと思っております。

  2. ごんすけ より:

    上田先生、こんばんは
    おっしゃる通りです

    私は義援金を送るくらいのことしかできないのが情けないです…

    マリンピアの復活は本当に暗闇にさした一筋の光です
    この一筋の光が増えてやがて大きな光となり再び青空が見えるよう…後ろを見ずに前に進んでいきたいと思います。

    マリンピアが再開する23日にはでかけるつもりです。
    マリンピアの最寄駅であるJR仙石線松島海岸駅までは不通ですが、二つ手前の東塩釜駅までは開通しており、その駅から代行バスが出るとのことなのでそれを利用し出掛けるつもりです

    マリンピアから勇気をもらうために…

    この場をお借りして申し訳ありません…
    このコメントをお読みになっている方でマリンピア訪館をお考えの方
    お出掛けになる前に仙石線の情報をご確認くださるようお願い致します。

  3. 上田一生 より:

    >ダンチョウ 様

    大変お疲れのところを、コメントをいただき、ありがとうございます(^o^)/

    「岩沼市吹奏楽団の活動再開」本当におめでとうございます_(._.)_!!
    ダンチョウさんの颯爽とした演奏の様子が目に浮かぶようです(^o^)v

    楽団の皆様に、何卒よろしくお伝え下さいm(__)m!!
    また、ぜひとも、近い内に、マリンピア松島水族館で、素晴らしい演奏をご披露下さいm(__)m!!

    >ごんすけ 様

    マリンピア松島水族館への交通情報を、ありがとうございます(^o^)/

    また、「募金」にもご協力いただき、本当にありがとうございます_(._.)_!!
    こういう時に、一番ありがたく大切なことは、関心をもち、声を上げて下さることです(^o^)/

    みんなで、マリンピア松島水族館を支えていきましょう(^○^)

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