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『増井光子先生追悼文集・願えば叶う』(麻布大学、2011年10月15日)拝読致しました(^○^)!!

2011 年 11 月 10 日 木曜日

先日、ペンギン会議事務局打ち合わせがあり、その時に、麻布大学の関係者の方からいただきました。その方によれば、「1人1冊」という制限はあるものの、学内にドッサリ置いてあります。とのこと。

『増井光子先生追悼文集・願えば叶う』(麻布大学、2011年10月15日) 『増井光子先生追悼文集・願えば叶う』(麻布大学、2011年10月15日) 『増井光子先生追悼文集・願えば叶う』(麻布大学、2011年10月15日) 『増井光子先生追悼文集・願えば叶う』(麻布大学、2011年10月15日) 『増井光子先生追悼文集・願えば叶う』(麻布大学、2011年10月15日)

この文集発行を企画され、貴重な原稿を寄せられた執筆者の皆様に、心からの敬意を捧げ、深くお礼申し上げます。昨年夏、増井先生の訃報を耳にし、とても現実とは思えないでいるうちに、早くも1年以上が過ぎ去りました。

先生の偉大な業績を、どのように考え、後世に過たず伝えていけばよいのか?先生のお人柄を、一度も直接お会いしたことがない方々に、どのように説明すればよいのか?また、それ以上に、自分自身が、いかに大きな「宝」を先生からいただき、育まれてきたのか?1年という時間がありながら、なかなか考えがまとまらず、何も動きがないことに多少苛立ってもいました。ワガママな話です。

本書の中にも記されておりますが、先生のお写真を時系列に沿って拝見していて感じることは、学生時代〜上野動物園時代初期のお顔は、実に緊張感と充実感に満ち、溢れるエネルギーがそのまま表情に表れているな。そう確信致します。ものすごい迫力=気迫です。

「願えば叶う」という先生のお言葉には、この気迫、不退転の決意を常に維持し続けること。「諦めない」というよりもさらに強い「前進の情熱」が根底にあるのだと、改めて納得がいきました。動物と人間のためなら、安易な妥協はしない。しかし、それは偏狭で独りよがりな他人への押しつけではない。

私が、幸運にも直接お話する機会を得られるようになった時期(1980年代後半)の先生は、すでに表紙写真のような和かな微笑みをいつも絶やされない「境地」を得られて久しい時代でした。今も、先生のお声が耳の奥によみがえります。

ただ、私の不勉強で、「エンデュランス」という耐久レースがいかに過酷なものなのか、全く認識しておりませんでした。その実情の一端を、本書に掲載された貴重な写真で初めて理解致しました。人馬一体とは、まさにこういうことですね!

本書を拝読して、改めて先生のご活動、交流の広さ深さ、お人柄の温かさを再認識致しました。

本書編集にあたられた関係の皆様に改めてお礼申し上げますと共に、今後も「増井光子研究」が、様々な分野の方々によって着実に進められることを、心から念じております。

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