私は、財団法人日本極地研究振興会の会員です。入会のきっかけは、ペンギン学の恩師である青柳先生と共に、国立極地研究所主催の学会で発表したことでした。もう23年も前のことです。
会員には、この『極地』(日本極地研究振興会発行)が定期的に送られてきます。この雑誌は、私にとってとても重要な資料です。ペンギンだけでなく、極地研究に関する様々な最新情報をバランスよく知ることができるからです。
今回(平成23年8月号)は、国立極地研究所の渡辺佑基助教が「アデリーペンギン調査」について、中間的レポートを書いていらっしゃいます。渡辺先生は、同じ研究所の高橋晃周准教授と共に「中期的気候変化に対するアデリーペンギンの生態応答の解明」というプロジェクトにとり組んでいます。このプロジェクトは、3年計画で、今年がその最初の年でした。
お二人は、このプロジェクトを「PENSY」(昭和基地ペンギン計画)と呼び、アデリーペンギンの増減と気候変動との関係を、最新のバイオロギング手法で解明しようとしていらっしゃいます。
皆様もご存じの通り、お二人が持ち帰り公表されたアデリーペンギンが撮影した映像は、マスコミ報道を通じて大変な話題を呼びました。あのアデリーペンギンの水中映像は、本当に面白いですね(^o^)v!!
今後のお二人のご活躍と、研究成果を大変楽しみにしております(^○^)!!