『PLANET ANIMAL Snow and ice』(Anita Ganeri著、CARTON BOOKS、2009年)は、北極と南極の生き物を総合的に紹介する写真子ども絵本です。
なぜ丸いのか?本が丸いと、いわゆる背表紙の部分が小さく狭くなり、本としては「弱く」なります。
そういうリスクを負ってまで丸い形にこだわったのは、偏にこの見開きページを作りたかったから、だと思います(^○^)!!
南極からみた地球、北極からみた地球。それを、臨場感=地球儀をみるように表したかったのでしょう(^o^)/
写真とイラストを混合した構成は、実はとても難しいのです。どちらも個性的な表現手段なので、お互いの良さが消されてしまうリスクがあります。この本は、そういう危険に果敢に挑戦していると思います。
また、ペンギンに関して言えば、キガシラペンギンやイワトビペンギンの特徴をも解説していて、エンペラーだけに頼らない幅の広さを持っています。また、エンペラーの卵の実物大写真もユニークです。
かわった本ですね(^o^)/