まずは、近藤さんからいただいた緊急メールをご覧下さいm(__)m!!
「上田様
お世話になります。
昨日は現地調査に行っていたので新聞を見逃したのですが、売店のおばちゃんからアルガロボでのペンギン死亡情報をもらいネットで調べたところ、以下のHPを見つけました。El Sernapesca ya contabilizó 55 pingüinos muertos en El Tabo | soychile.cl
31羽のマゼランと9羽のフンボが漂着し、その他にも15羽のペンギンが漂流しているとのことです。
原因は不明で、解明のために各機関に…。とあります。近藤
」
近藤様、いつもタイムリーで貴重な情報をありがとうございますm(__)m!!
ペンギンの漂着は、残念ながら決して珍しいことではありません。特に、温帯域に生息する種類では、過去にもマゼランペンギン、キガシラペンギンなどで有名な例が多数あります。マゼランペンギンは、ちょうどこの時期に巣立ちした多数の若鳥たちが一斉に初めての「渡り」に入るため、体力が弱く荒波に不慣れな個体が衰弱して大量漂着することが多いのです。
原因は、強風や餌不足による体力低下、漁網による「混獲」で生じた溺死体の不法投棄、何らかの生物毒によるもの…など、いろいろです。
今回の特徴は、マゼランとフンボルトとが混ざった状態で大量漂流している点にあります。それらが巣立ち直後の若い個体なのか?何らかの共通した外傷が見られるか?今後も、数が増えるのか?…等々…追加情報を待たないと、なかなかすぐには原因を特定できないと思います。
近藤様、お忙しいところを大変恐縮ですが…続報をお待ちしております_(._.)_!!