ブログ

神戸花鳥園のペンギン展示の姿勢と魅力について(^○^)!!

2012 年 6 月 19 日 火曜日

日本では100ヵ所以上の施設でペンギンが飼育・展示されています。それだけたくさんの施設があれば、各々の飼育環境・条件・演出には、様々なバリエーションがあります。

神戸花鳥園 神戸花鳥園 神戸花鳥園 神戸花鳥園 神戸花鳥園 神戸花鳥園 神戸花鳥園 神戸花鳥園 神戸花鳥園 神戸花鳥園

最新のテクノロジーと、潤沢な資金を惜しげもなく投入して造られた最新施設だけを見ていると、花鳥園のようなプールや展示環境は「時代遅れ」だと感じるかも知れません。

確かに、プールの底をもう少し明るい色に維持できれば、ペンギンの水中での泳ぎをより鮮明に観察できると思います。ほかの水鳥とは違い、ペンギンは海中を飛ぶ海鳥ですから、プールについては、ちょっと工夫が必要な時代になっているからです。

では…、神戸花鳥園の展示はレベルが低いのか?といえば、決してそんなことはありません。

まず、ほかの鳥類についても言えることですが、トリを間近で観察できるということ。展示動物と観客との距離感は、観客の満足度に大きな影響を与える重要な要素です。例えば、「解説ショー」の完成度、様々なトリの種類と生態に合わせた「ふれあい」の企画。これらは非常に完成度が高く、観客の満足度も高いものと思います。

次に、情報提供の豊かさです。施設のいたるところに、ケープペンギンや全ての展示個体に関する懇切丁寧な解説が掲示されています。先日ご紹介した福岡市動植物園の場合もそうですが、全ての個体に名前をつけ、各々の特徴について情報提供するということは、実は簡単なことではありません。

しかし、最新の展示施設(特に都市型の施設)が、どちらかというとムードや演出を重視し、種や個体に関する細かい情報提供を軽視する傾向にあることを考えると、このような配慮は中規模施設にとっては、非常に重要な活動内容、表現手段だと思います。

ぜひ一度、花鳥園を訪ねてみて下さい(^○^)!!

コメントをどうぞ

ページトップへ