まずは、近藤様からいただいた緊急メールをご覧下さいm(__)m!!
「上田様
いつもお世話になります。
よくない情報を含めて、チリの近況を3つお知らせいたします。1.アルガロボ近くのサンアントニオで貨物船が座礁しています。まだ大規模な重油流出は起こっていないようですが、多量の重油が残っているそうなので、最悪の事態が起これば今後の繁殖や巣立ち前の雛に影響が出ることは避けられません。
2.保護卵のその後は順調に推移し、雛の体重は3kgに達しています。かなり換羽も進み、腹部の斑点も分かるようになってきました。
3.フランスから導入したフンボがついに産卵しました。今シーズンできたばかりの新しいペアです。今後この卵をどう取り扱うか難しいところではありますが、いずれ保護卵の仮親にすることができれば、保護区への再導入といった夢のような話にまた一歩近づくことができます。
以上、取り急ぎ。
近藤
」
近藤様、良いニュース悪いニュースとりまぜての極めて重要で貴重な最新情報をありがとうございますm(__)m!!
今回は、「悪いニュース」に集中して記します!!これについては、今後の推移を見守る必要がありますが、座礁した貨物船からの燃料用重油の大量流出に備えて、今から可能な対策を大至急講じていかなければならないと思います。ちなみに、この種の重油流出事故対応に習熟した国際的な救護団体=IFAWは、既に現地に入っていますか?いないならば、すぐにコンタクトをとった方が良いと思います。また、アルゼンチンには、過去にマゼランペンギン等の海鳥を巻き込んで大西洋サイドで起きた多くの重油流出事故対応で実績のある団体がたくさんあります。メトロポリタン動物園のスタッフは、よくご存知だと思いますので、至急コンタクトをとるようお伝え下さいm(__)m!!
また、アメリカのワシントン大学のボースマ博士のサイトにアクセスすれば、海外や中南米の救護団体の活動が掌握できると思います。これまでの世界各地の先例でいえば、おそらく最終的には、IFAWが全体をコントロールすると思われますが、中南米独特の力関係もあると思いますので、念のためご確認下さいm(__)m!!
さて…、日本の対応ですが、まずは救護活動資金支援を考え、準備を始めております。ペンギン会議には、こういう事態のための「募金窓口」がありますので、近藤様から「資金支援が必要」とのご連絡をいただき次第、募金活動を開始致します(^○^)!!その資金は、まず近藤様にお送りし、そこから適宜必要な個人・団体に寄附していただければ…と考えております。こういう小口の資金支援は迅速さが命です!!どうか、できるだけ早めにご指示をお願い申し上げますm(__)m!!
また、このブログをご覧の皆様にお願い申し上げます!!以上の趣旨をご理解いただき、募金活動開始の時には、ぜひともお力添えいただきたく、何卒よろしくお願い申し上げますm(__)m!!