今日、長崎ペンギン水族館では、先日このブログにてお知らせしたキングペンギンの「ペペ」ちゃんを送る会が催されます。その会に寄せて、以下の弔辞を水族館宛にお送り致しました。楠田館長によれば、この弔辞を会場に掲示し、式次第の中で代読していただけるとのことです。改めて「ペペ」ちゃんのありし日の姿を瞼の裏によみがえらせつつ、楽しい思い出にひたりたいと思います。…では、以下に弔辞を掲げます。
【「ぺぺ」ちゃんが教えてくれた凛とした生き方(ぺぺちゃんに捧げる言葉として)】
キングペンギンにとって、34年間という歳月は、途方もなく長い時間だと思います。お父さんの「ぎん吉」は、39年9ヶ月という世界最長寿記録をうちたてましたね。あなたは、その血を継いでいることを、みごとに証明してくれました。
ふりかえれば、長崎水族館から長崎ペンギン水族館へと生活の場をうつし、新しい環境に馴染むという毎日は、あなたにとってどれだけ大変なことだったか。多くの仲間の先頭に立ち、いつも入館者に向き合いながら、あなたはなにを思っていたのでしょうか?
あなたとずっと一緒だった水族館の皆さんは、こう仰います。「ぺぺちゃんは立派だった。いつも堂々として、胸をはって生きてきた。」
水族館の皆さんと入館者の皆さんにあなたが見せてくれたこと。それは「凛として生きる」こと。自分に与えられた命と毎日の生活を、精一杯生きること。
ぺぺちゃん。本当にありがとう。あなたは長崎ペンギン水族館の誇りです。そして、日本の水族館の誇りです。あなたが長崎で、この橘湾で過ごした34年間は、キングペンギンの生命力を世界に証明しただけでなく、日本の飼育技術の高さをも世界に示してみせたのです。
どうか、天国のぎん吉お父さんと一緒に、ゆっくり休んで下さい。そして、あなたの仲間たちを、温かく見守って下さい。
ペンギン会議研究員 上田一生
」
はじめまして。
長崎ペンギン水族館で、ボランティアをしております。
先日9日のワークショップは所用で参加できず、お会いできず残念でした。
本日のお別れ会におきましては、いただいた弔辞は、
皆様からのメッセージ、写真とともに、パネルにて紹介しておりました。
ツイッターの返信にて、のちほど画像を添付したいと思います。