9月24・25日にかけて、複数の新聞紙上、NHKニュース、各マスコミサイト等で、富山市ファミリーパークのフンボルトペンギンが「熱中症による脱水症」が原因で5羽死亡、残りの個体にも同様の症状がみられるため、ペンギンを収容し公開を停止している旨の報道がありました。
ここでは、朝日新聞富山版(9月25日)の記事を以下に引用し、その概略をお伝え致します。
なお、これまでも、「酷暑の影響」で、動物園・水族館の飼育動物の死亡率が上がるという現象は一般に知られていました。特に「やや涼しくなってから」の死亡や、次シーズンの繁殖率の低下といった傾向が顕著に出る場合もあるという経験知があります。
しかし、今回、特に報道機関が注目しているのは、いわゆる「異常気象」が地球温暖化の影響で続いたり、「酷暑が常態化」すると、飼育下にある動物に悪影響が積み重なり、その結果、飼育個体数の急激な減少等の問題が深刻化する可能性がある、という点でしょう。
今年の酷暑が、国内の「飼育下個体群」にどのような影響を具体的に及ぼしたのか?その対処法としては何が有効なのか?等について、しかるべき機関が調査・報告し、善後策を検討・実施する必要性が高まっていると考えますが、いかがでしょうか?
皆さんのお考えを伺えれば幸いです。
富山市のファミリーパークで8月中旬以降の1カ月間で、猛暑による脱水症状でフンボルトペンギン5羽が相次いで死に、今月22日から残る8羽の展示を中止している。8羽については、パーク内の施設で治療中で、体力の回復を待って展示を再開するという。
パークには13羽のフンボルトペンギンがいたが、8月19日に22歳のメスが脱水と肝不全で死んだ。9月に入って4日と5日に相次いで各1羽が脱水症状を起こして死んだため、この時点で、体調不良の3羽をパーク内の動物病院に移し、残る7羽にビタミンなどを投与して展示を続けた。しかし、9日と21日にも各1羽が死に、すべてのペンギンを動物病院に移して集中的に治療することにしたという。
約1カ月の短期間で5羽が死ぬのはパークでは初めて。解剖の結果、死因はいずれも熱中症による脱水だった。今年は記録的な猛暑だったが、普段、水辺に住んでいる生物ということもあり、パークでは、特別の水分補給などの対策をとらなかったという。パークの担当者は「繁殖期や換羽期とも重なり、猛暑が予想以上に個体の健康に影響を与えた」と話している。
残った8羽は腎臓と肝臓の機能が低下しており、治療を続けたうえで、健康状態が安定した個体から順に展示を再開するという。
「朝日新聞富山版」より引用
上田先生のお考えに賛成です。
今年の異常な暑さが、ほとんどが屋外飼育であろう温帯ペンギンに影響が出ないはずがない、と私も考えます。飼育環境との因果関係も含めてきちんと調査することで、今年の経験を「教訓」として生かすことができるのではないでしょうか?
あとは、「影響がなかった園館は、何がよかったのか?」という事にも着目してはいかがでしょうか。設備面、飼育環境管理に何か工夫があったはずです。
素人ですが、このようなことを考えながら記事を読ませていただきました。ご紹介、ありがとうございます。
とり 様
早速のご意見、ありがとうございました!
仰る通り、「温帯ペンギン」は「屋外展示」が一般的ですから、今年のような「酷暑」が毎年のように続き、死亡数が高まるのであれば、何か対策を講じなければならないのかもしれません。
しかし、これが「局地的な出来事」であれば、また別の「解釈と対策」が必要でしょう。
いずれにしても、日本全体で見た場合、富山市ファミリーパークでの出来事が「一般的だったのか?例外だったのか?」については、確認しておいた方が良いと思います。いかがでしょうか?
ご返信、ありがとうございます!
今年の酷暑は全国的なものだった、というふうに私は解釈しています。
しかし、私がよく通う園館では(不幸中の幸いなのかもしれませんが)、ペンギンが次々と・・・という話は伺っておりません。
富山はフェーン現象で夏の気温が異常に高くなることがありますが、今年はそれが連続してしまったのでしょうか?
変な意味ではなく、今回の事象が「局地的」なものならば対策を検討するのも「局地的」でいいかもしれません。しかし、たまたま表になっていないだけで全国で同様な出来事が起こっていたとなると、事は重大だと思います。
ペンギンをただ愛するだけの一民間人の私ですが、何かお手伝いできることがないか、と真剣に思っています!
富山に住んでいるものです。
この記事は、地元の新聞でも大きく扱われていて
朝から心を痛めていました。
富山は、冬は寒く雪が多く降るわりには
夏はむっとしていて暑く過ごしにくい土地です。
特に今年は、記事でも触れられている通り酷暑で、
朝からうだるような暑さが続いていました。
専門的なことは分からないのですが、このようなことが富山だけで起きたことなのか、全国で起きているのか等々調べる必要性はあると思います。
とり 様 mina 様
貴重な情報、ご意見をいただき、ありがとうございます_(._.)_!
私も、富山市ファミリーパークでの出来事が「例外」だと良いと考えております。とはいえ、富山市ファミリーパークのスタッフの皆さんの技術レベルの高さを考えると、何か技術上の問題があったとは思えません。
また、新聞報道にある「平均気温、最高気温のデータ」等を見る限り、本来フンボルトペンギンが持っている「高温への耐性」の限界を超えていたとも考えにくい状況です。「個体への給水」については、特に「野生個体での研究データ」がありません。「富山生まれ富山育ちのフンボルトペンギン」が、いったい何度でどれくらいの水分補給を必要としているのか?スタッフの皆さんに新たな課題が生まれたと言えるでしょう。
また、各地の園館が、夏場に「ペンギンへの意図的給水」をどのように行っているか、あるいはいないのか?専門家間での「情報交換」が必要だと思います。
ずいぶんご無沙汰でした。
隣の新潟としては、人ごととは思えないニュースです。
日本は、フンボルトペンギンを飼育するには、夏はやや暑すぎて、冬はやや寒すぎるという印象を持っています。
最近は夏にとても暑いですから、夏に限界を超えてしまう個体もいるのかもしれません。特に今年は日差しが強くて、日当たりのよい所だとすごい暑さ(気温ではなくて体感温度)でしたので、なおさらです。
ただ、熱中症にさえならなければ、自発的に水を飲みますし、日陰があればそちらに避難するということもあると思いますので、このへんがどうだったかというのは調べてみる必要があるかと思います。。
これからも異常気象が続いていくとすれば、フンボルトペンギンも夏には冷房室で飼育しなければいけない時が来るのかもしれません。
新山 様
貴重なコメントをありがとうございます!そうですか!新潟県でも同じような状況だったんですね。
ではなぜ、富山市ファミリーパークのフンボルトたちだけが「脱水症」を悪化させたのか?さらに詳しく調べてみる価値はありそうですね。
今年の「ペンギン会議全国大会の飼育技術者研究会=12月6日(月)」で、この話題をとりあげようと考えております。今後とも、何か情報がありましたらお教え下さい。何卒よろしくお願い申し上げます。
いくら日本の気温に適しているからとはいえ水温はいかがなのでしょうか?
水温も水面と最下部では異なると思いますが、海洋とプールではその深さが大きくことなるので、浅いプールでは身体を冷やす場所を得られなかったのかな?
と思ってしまいます。
もしかしたら、体温よりも高い水分は補給しない(逆に体温が上がるため)のかも???
飼育環境として、日々気温、湿度、水温等の記録は取っていたのでしょうか?
と、素人ながらに考えてました。
ところで、尾脂は(寒さに対する)保温にしか効果はないのでしょうか?暑さに対する効果はいかがなのでしょうか?
makichika 様
すばらしいコメント、ありがとうございましたm(__)m!!
ご指摘の通り、「プールの水温」は、確認すべきポイントの1つですね!泳ぐだけでなく「飲み物」という視点でプールの水に注目することは、あまりないと思います。
飼育施設内の気温、湿度に関しては、データを採っている園館は多いと思います。また、特に屋内展示型の施設では、プールの水温は大切な要素ですから、データを採っているでしょう。ただ、屋外の展示施設では、はたしてどんな状況でしょうか?確認してみる必要がありそうですね。
ご質問の「脂の暑さ防止=冷却効果」についてですが、やはり「体熱の放散を阻害する」働きをすると思います。ペンギンの体温は比較的高く、特に泳いだりした運動後には、熱を羽毛と皮膚との間に蓄えてしまうでしょう。
初めまして恋愛歌と申します。
熱中症の記事で気になることを発見しました。
http://north-safari.com/ver2/category/news/news_top.htm
ノースサファリでも同じ出来事が、起こったみたいです。
北海道でも同じ事件があったということは、これからもっとペンギンの飼育体制も考えなくてはならないかも私は考えてしまいます。
こんにちは。
その後、治療中のペンギン達は回復しているのでしょうか?心配ですね…。
熱中症は人間の場合、水と塩の補給が必要ですが、
ペンギンの場合はどうでしょうか?
野生では、魚と一緒に海水も飲んでいるので、塩分も関係しているのでは?と思ったのでコメントしました。
恋愛歌 様
こちらこそ、はじめまして(^o^)/貴重な情報をありがとうございます!
私も、このサイトを訪ねてみましたが、「人気のペンギンが熱中症で亡くなりました」という簡単なコメントがあるだけでしたので、詳細は不明ですね。ノースサファリのペンギンは、写真ではケープペンギンのようですが、1羽だけだったのでしょうか?
ともかく、富山〜札幌とくると、「気温の年較差が大きい」という共通点がある、ということが気になりますね。
でも、わずか2例だけで結論を急いでもいけません。もう少し、新たな情報がないか、待つことにしましょう。
さんぴん 様
全く、仰る通りです!富山のペンギン達の回復具合について、どなたかご存じですか?何かわかりましたら、必ずご報告致します。
また、「塩分の話」は、まさに盲点の1つですね!富山や札幌では、ペンギンへの塩分補給は行われていたのか?確認することに致しましょう。
ふつう、海に近い水族館では「海水」が、動物園では、「水道水」や「井戸水」が使われることが一般的です。また、淡水で飼育する場合も、施設によっては、餌の魚のエラに「塩の錠剤」をつめて与えているところもあります。
プールの塩分の効果について、改めて考える良い機会かも知れませんね(^o^)/
コメントレス有難うございます。
実は私ヒラカワさんのマイミクなんです。
ペンギンTVは拝見いたしました^^
早速ですが、前には何羽か(2008年ごろには7羽)いたようですが、
今は今回亡くなったリロちゃん1羽しかいないようです。
ttp://penguin-pe.hp.infoseek.co.jp/houmon/north-safari/north-safari.html
↑参考URL、訪問した方のレポがあります。(hを抜きました)
そうですね。
先生のおっしゃるように2例だけで判断するには、確かに危険ですね。
追記
色々調べてみましたら、今年の3月ぐらいまでは3羽いたことが分かりました。施設名+ペンギンで検索しました。
動画です。ニュースの所を見てみるとみだしだけですが、体調不良の為展示を取り止めていますと書いてありました。
恋愛歌 様:詳細な情報をありがとうございますm(__)m!!
また、いつも「ペンギンスタイル・TV」をご覧いただき、ありがとうございます!
ところで、「IT原始人オヤジ」に教えていただきたいのですが、「マイミク」ってなんですか?(~_~;)いや、マジで知らないんですよ(泣)
このブログだって、平川さんと井上さんに頼りっきりで、やっとこさ続けてるんです(;_;)
とはいえ、今後とも、本当によろしくお願い申し上げますm(__)m!!
さて、気をとりなおして…
教えていただいた「ペンギンのペ:ノースサファリサッポロ訪問記(訪問日=2008年9月15日)」を訪ねてみました。
仰る通り、当時はケープペンギン7羽が屋外展示されていたようですね。残念ながら、私自身は、まだこの施設に行ったことがありません。写真を見る限り、人工的な渓流と池(おそらく水深は1m未満)の放飼場で、アヒル等ほかの鳥類と一緒に混合飼育・展示されていたようですね。
だから、水は「水道水」か「湧水」または「河川からの引水」で淡水だった可能性が高いと思います。
この「訪問記」には明記されていないので、詳しくはわかりませんが、この「水」も、おそらくはいわゆる「かけ流し」ではなく、「下流で回収」して循環させているのではないか、と思います。
以上のような条件下で、2008年9月から2010年3月くらいまでの間に7羽いたペンギンが3羽に減り、さらに10月までに残りの3羽もいなくなった、ということですね。
ペンギン達がいなくなったのは「ほかの飼育施設」か「動物商」に「転売または交換」されて移動したのかもしれません。
しかし、恋愛歌さんのご指摘の通り、ニュースに「体調不良のため展示を取り止めている」という説明があったのであれば、2008年にいた7羽は全て「死亡した」可能性が高いですね。大変残念なことで、スタッフの皆さんも、このペンギン達のファンも、さぞがっかりされたことでしょう。
ところで、ここでは「熱中症」と「脱水症」による死亡が話題になっているわけですが、「ペンギンの死因」特に「飼育下個体の死因」には主に以下のようなものが一般的でよく知られています。
1)アスペルギルスによる呼吸不全、体力低下によるもの。
2)趾瘤症による敗血症、その他合併症によるもの。
3)鳥マラリア発症にともなう、発熱、体力消耗、合併症によるもの。
4)異物呑飲による、中毒(化学物質・生物毒)、または内臓・消化器損傷による失血などによるもの。
5)内臓痛風による臓器不全、循環不全によるもの。
6)寄生虫による栄養失調、消化器、臓器、延髄・脳髄損傷によるもの。
7)癌による臓器不全、臓器・消化器癒合によるもの。
この内、特に1〜3は「飼育下個体の三大疾病・三大死因」とも言うべきもので、園館関係者が最も注意を払うべき事項としてよく知られています。
アスペルギルスと趾瘤症は、かなり以前から予防法・治療方法等が研究され、一定の効果をあげてきました。
しかし、「鳥マラリア」については、最近ようやく、その実態調査が進められ、対処法の模索が始まったばかりで、説得力のある発症メカニズムの解明や効果的な対策完成には、まだ多少の時間が必要だと思います。
なお、この件については日本大学の村田浩一教授のご研究、ご努力に負うところ極めて大です。
さて、そういう簡単な「予備知識」をもって、今回の出来事=「熱中症あるいは脱水症」問題を考えてみましょう。
富山市ファミリーパークのフンボルト達の死因は、専門医の病理解剖所見があるわけですから、間違いはないでしょう。
しかし、ノースサファリサッポロのケープペンギン達のケースは、ちょっと微妙です。果たして「死因解明のための病理解剖」が行われたのか?また、7羽全てが死亡したとして、その死因が全て「熱中症」だったのかどうか?
私は、一番最近亡くなった「リロ」の例も含めて、「正確な死因は不明」というのが、今のところの仮の結論ではないか?と思います。
実はあまり報道されませんが、「鳥マラリア」発症による飼育下ペンギンの大量死は、決して珍しくない出来事なのです。
「鳥マラリア」は媒介する蚊に喰われることによって感染が拡大しますが、感染したからといってすぐに発症するわけではありません。ペンギンの体力や健康状態が、何らかの原因で低下することが引き金になって発症することが多いと言われています。
この現象は、園館だけでなく、例えば南アフリカのケープペンギン保護施設でも深刻な問題になっています。
つまり、既にマラリア感染している個体=キャリアが多数の未感染個体に混じって、ある程度の期間にわたって狭い飼育施設内での生活を余儀なくされると、その間に多くの未感染個体に蚊がマラリア感染を拡大する可能性が高まるからです。
しかも、狭くストレスが大きい救護施設内では、体力消耗は当たり前なので、本格的にマラリアを発症する個体は、決して少なくないのです。
話をノースサファリサッポロのケープペンギンの死因に戻しましょう。
従って、この施設で仮に7羽のケープペンギンが死んだとしても、正確な病理解剖を経ずして、その死因を全て「熱中症」とは断定できないわけです。
これは私のカンですが、その中には「鳥マラリア」によるものが入っている気がします。そのわけは、この施設が屋外展示で、蚊の繁殖に好都合な条件が整っていたこと。
ケープペンギンは、比較的「鳥マラリア」のキャリアである確率が高い(特に南アフリカ由来の個体の場合)こと。経費と手数がかかることから、ペンギンの「感染確認」は行われないことが多いこと。などです。
しかし、たとえケープ達の直接の死因が「鳥マラリア」であったとしても、その発症の引き金となったペンギンの体力低下は何が原因なのか?つまり、今年の酷暑が「マラリア発症の引き金を引いた」と思われる状況に変わりはないのです。
いずれにしても、気温や湿度などの激しい変化は、飼育下の動物達に、思いもよらぬストレスやプレッシャーを与えることになるでしょう。
今回は、いろいろ書いてきましたが、それは、恋愛歌さんはじめコメントを寄せて下さった方々が、皆さん熱心にいろいろな情報を提供して下さったからです。
このあたりで、一度、ある程度詳しい立ち入った話をしておいた方が、皆さんのご意見、情報も集まり易く、しかも議論が深まるとも考えました。
皆さん、今後とも何卒よろしくお願い申し上げますm(__)m!!
度々すみません恋愛歌です^^
マイミクとは簡単に言いますと、ミクシーというコミュニティサイトにおける友達のことです♪
熱中症についての解説有難うございます♪
ノースサファリのついての補足ですが、移動動物園も行っていて、7羽中(1羽から3羽)を貸し出す方法を取っているようです。(貸し出しプランの所に数字が入っていますので、分かります。)4羽は放し飼いです。その3羽は人間になれているものらしいです。ニュースに移動動物園を行った後、体調が云々とあったので、リロちゃんが体調を崩したと判断しました。
他のペンギン達は元々体調を崩していたのかもしれませんし、過去のニュースが見れないので判断は出来ないのですが…
とても悲しいニュースで、胸が締め付けれました。
はじめまして。
こちらへの書き込みは初めてですが、ノースサファリサッポロについて。
今年の4月に訪問した時点では、慣れているらしい4羽と、そうでない5羽の、計9羽が展示されていました。
「人工的な渓流と池(おそらく水深は1m未満)の放飼場で、アヒル等ほかの鳥類と一緒に混合飼育・展示されていたようですね。」というのは、ほぼそのとおりという印象です。地理的にも、同居?している飼育動物からも、淡水だった可能性が高いかと思います(未確認ですが)。
あまり参考にならないかもですが、我が家にごく簡単な訪問記を載せています。
塩分とペンギンの死因の話が出たので少しだけ。
淡水飼育している場合、塩分(正確にはナトリウム)が不足して、低ナトリウム血症で死ぬ場合もあります。
暑さとは関係なく死にます。
また調べてみました。
http://blogs.yahoo.co.jp/handmadespoon2000/19212324.html
↑飼育員の方が書いているブログです。そこには何も載っていないですね。
ただ、今年過去の日記に水槽の魚が全滅して、目の前の川で魚を釣って水槽に入れたという記事はありました。
http://north-safari.com/ver2/category/ido/ido_event.htm
http://north-safari.com/ver2/category/ido/ido_kojin.htm
↑こちらにはプランが載っていますね。
冷静に考えて見ますと、名のあるペンギンならば、名前付きで書くのが普通だと思っています。冷静に訪問記とかを見直して見ますと淡水にいる触れることの出来ないペンギンは名前がなく、触れることの出来るペンギンは、名前があるような気がします。
恋愛歌 様
「マイミク」わかりました(^o^)/ありがとうございますm(__)m!!
ノースサファリサッポロの様々な情報を教えていただき、本当に感謝申し上げます_(._.)_!!ペンギンは「移動動物園」によく登場します。
いわゆる「人工繁殖個体=人間に育てられた個体」の場合、多少人間に触られても、大きなプレッシャーやストレスを感じない。そう考えられています。
だから、園内での「ふれあい」タイムや、移動によるストレスを受けやすい「移動動物園」にも出張したりします。
10年以上前、イギリスのバーナード・ストーンハウス博士は、「野生のペンギンは、一見何も気にしていないようでも、数メートル以内に人間が近づくと、心拍数が急激に増加し、血圧と体温が上昇して大きなストレスを受ける」事実を確認しました。
「人工繁殖個体」は、確かにいわば「手のりペンギン状態」ですから、普段ならば多少ストレスがかかる状況でも、体に大きな影響はなくて済むでしょう。
しかし、何らかの事情で体力が衰えている場合は、命にかかわる事態も考えられます。ふつう、いわゆる「ふれあい」を実施している施設では、この点を十分配慮し、ペンギンの健康状態を細かく把握し、個体に無理をさせないようにしています。
これからも「酷暑」が続くようならば、この気配りをこれまで以上に濃密にしなければならないでしょう。
adelie 様
はじめまして(^o^)/
そうですか、4月には9羽いたんですか…。訪問記、楽しく拝見致しました(^o^)/
これからも貴重な情報をよろしくお願い申し上げますm(__)m!!
新山 様
いつも的確なご指摘をありがとうございますm(__)m!!
淡水飼育と塩分=ナトリウム補給について、正しくご指摘いただき、感謝申し上げます!説明を自分で補足しなければならないところを、はしょってしまいました。
今後とも、何か説明不足や誤りがございましたら、ご教示下さいm(__)m!!何卒よろしくお願い申し上げますm(__)m!!
コメントのお返事ありがとうございます。
ペンギン会議には、獣医師や長年ペンギンの飼育係をしている方も多く出席されるので、さらに詳しい情報交換がなされると思います。
上田先生には、ぜひ、その内容をブログでご紹介していただきたいです。
さんぴん 様
ご提案、ありがとうございますm(__)m!!
私も、可能な限り、さんぴん様や皆さんのご要望にお応えしたいと考えております。
ただ、これからお話する「特殊な事情」についても、合わせてご理解いただきたいと考えております。
ペンギン会議では、2000年の全国大会以降、日程を2日間に延長し、1日目を「全体会」=どなたでも参加可能なオープン会議、2日目を「飼育技術者研修会」として、原則として動物園や水族館でペンギンを飼育したり獣医師として働いていらっしゃる方々の技術研修・情報交換の場としてきました。
ご存じのように、1990年の創設以来、「ペンギン会議の基本的活動目的」の中には、「展示環境および飼育技術の改善・向上を目指す」という項目が入っています。
したがって、その目標を達成するためには、専門的技術者同士が、できるだけありのままに実情を披露し、ざっくばらんに討論できる環境設定が必要でした。
そういう場合、時としていわゆる「企業秘密」あるいは「内規に抵触するか否か微妙な情報」まで、ギリギリの話し合いが行われます。これには、もちろん「個人情報」も含まれます。
一例をあげましょう。例えば、ある施設で「ペンギンが死亡する事故」が起きた時、その施設が公営であろうと民営であろうと、死んだペンギンは「その施設の所有物=備品」ですから、ことと次第によっては「職務上の管理責任」を問われるシビアな事態もあり得るわけです。
最近、ペンギンではありませんが、ある動物園で極めて有名で希少な動物の死亡事故がありましたが、そういう場合も、施設内部は、大変な非常事態になってしまいます。
ですから、今ここで話題にしている「熱中症によるペンギンの死亡」というテーマにも、大変センシティブな側面があるわけです。
これが、間違っても「特定の個人に対する中傷や責任追及」になってはいけないのです。
その辺りの感覚をご理解いただいた上で、「飼育下にあるペンギンの福祉向上と飼育技術向上」に繋がり、かつ、動物園や水族館の活動を支持し応援すると同時に、ペンギンを愛する方々のためにも役立ち得る有意義な情報を、積極的に提供していきたいと思います。
さんぴん様、ご理解いただけましたでしょうか?
自分の書き込みを読み直したら、議論の詳細を書いて欲しい!って読み取れますね。失礼しました。
私が言いたかったのは、ペンギン会議の一般参加者にも配布される、「ザ・ペンギン」に前年の発表内容が掲載されているので、今年の内容を知るのは、来年になるのかと思い、できればブログで…と先生にお願いしてしまいました。
特殊な事情はよくわかりました。
さんぴん 様
ご丁寧にご返事いただき、ありがとうございますm(__)m!!
コメントのご趣旨、私も理解致しました!そうですよね!翌年に「報告」が持ち越されるということでは、ピンときませんよね。
次回の「飼育技術者研修会」での話題をタイムリーにお伝えすることに致します(^o^)/
回答、および我がガラクタ写真置き場(^_^;)への訪問、ありがとうございます。
富山、ノースサファリ、ペンちゃんたちのためにも是非次に活かしていただきたいです。webでどこまで公表するかどうかは別としても・・・
我が家の更新をしました。
お時間ありますときにご覧いただければと思いますが、九州の施設で、昨年いたマゼランペンギンがいなくなっていました。詳細な原因は不明です。気になります。