近藤鉄也さんのチリ便り〜第63回〜最終回(とりあえず)です(^○^)!!

2013 年 9 月 18 日 水曜日

まずは、近藤鉄也さんからいただいたメール報告をご覧下さいませm(__)m!!:

「上田様

いつもお世話になります。 かなり大きな台風が上陸したそうですがご無事でしょうか? 原発への影響が気になります。こちらでは以前からオリンピックよりも原発の件が頻繁に取り上げられています。先週からサマータイムが始まりましたが相変わらず寒い日が続いております。 日本との時差はマイナス12時間になりました。

さて、最後の(?)チリ情報です。 その後飼育個体は第3ペアまで産卵しました。イスラロコスでも産卵があり、回収した卵は飼育個体に托卵しています。飼育個体による育雛は順調に進むと思いますが、時間切れでしっかり指導できなかった人工孵化・育雛はまだまだ課題が多く、せめて1羽でも無事に育てば彼らの自信につながるだろうと考えています。 カチャグアで確認できた個体も前回よりさらに倍増し、今期の繁殖は順調に進みつつあるように感じます。

動物園での活動は先週末をもって終了いたしました。 今週は報告書等様々な提出書類の作成に取り組みます。来週はキングのコロニーの見納めに行こうと思っています。

では、また連絡いたします。

近藤鉄也さんのチリ便り〜第63回〜最終回(とりあえず)です(^○^)!! 近藤鉄也さんのチリ便り〜第63回〜最終回(とりあえず)です(^○^)!!

近藤」

近藤鉄也様、あしかけ3年にわたるチリでの保全支援活動、本当に本当にお疲れ様でした!!近藤様ご夫妻のチリでのご活躍は、日本・チリ両国の信頼と友好とを深め確かめる、極めて具体的な実績です。お二人のご努力と真摯な支援姿勢に、多くの方々が感激され、チリでのフンボルトペンギンの保全がどのように進捗しどのような課題があるのかについて、極めて具体的かつ詳細に理解して下さったのではないかと思います!!

さらに、レポートに加えて下さった現地映像からは、野生のフンボルトペンギンの生態や生息環境をリアルに把握することができ、このユニークなペンギンに関する理解が一層深まったと考えております。

様々な出来事がありましたが、全体的には、近藤様のご活躍と現地での「保全意識」の高まりとにより、この三年間でフンボルトペンギンの保全活動は着実に前進したと考えております。

近藤様のご活躍のまとめと詳細、なお残された課題につきましては、2014年1月に予定されている「ペンギン会議全国大会」で、直接お話を伺えることを心待ちにしております!!

ではまた、ご帰国後にお会いできますことを楽しみにしております!!どうかお気をつけてご帰国下さいませm(__)m!!

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