友人のNさまから「南極のアデリーペンギン大量死情報」の続報をいただきました(^○^)!!

2016 年 2 月 20 日 土曜日

まずは、友人のN様から頂戴したメールをご覧下さいませ_(._.)_!!:

「このペンギン大量死ニュースはフジTVのワイドショー「グッデイ」でも報道しておりまして、やれ東京都と同じサイズの氷山が餌場までの行方を阻んだの ペンギンの移動時速を割り出して 片道30時間かかるだの、しかしペンギンは餌場が遠くなっても、出会いの場所でもある生息地を変えないだのとまことしやかに参考映像付きで言ってくるもので、人を疑うことを知らないペンギンのような性格の私はスッカリ騙されてしまいました。

グッデイ 該当ページ[↓]

南極のペンギンが絶滅危機! 群れを襲った巨大な「B-09B」とは?! 2016年02月15日 (月) たった4年で、16万羽が、わずか1万羽に。

2月初め、オーストラリアのニューサウスウェールズ大学などが、南極大陸のデニソン岬にいる、アデリーペンギンが絶滅の危機だと発表しました。エビに似たナンキョクオキアミなどを主なエサとして繁殖しているアデリーペンギン。寿命は約20年、水深170mまで潜れると言われています。

オーストラリアから南に約3000キロ、南極大陸のデニソン岬に、アデリーペンギンの生息地はあります。今回の発表によると、この生息地に2011年16万羽いたアデリーペンギンが現在では1万羽、なんと4年間で15万羽も減少していて、このままだと20年後にこの群れは消滅するというのです。

なぜこんなことになってしまったのでしょうか?ペンギンを襲ったのは、超巨大な氷山、その名も「B-09B」。この巨大氷山「B-09B」は、推定2900平方キロメートルほどの大きさで、東京都よりも大きいとか。この巨大過ぎる氷山が移動したことにより、ペンギンたちのエサ場が消えたというのです。

「グッディ!」スタジオの高橋克実さんもビックリ!

克実「想像つかないですね! 東京都が流れてきている? そんな巨大なものが流れるんですね!」

2010年の頃の衛星写真では、巨大氷山(B-09B)は、ペンギンたちが住むデニソン岬から200キロ離れた場所(写真右上のオレンジ色部分)にありました。ペンギンたちのすぐ目の前には海が広がり、いいエサ場があったそうです。

しかし、巨大氷山(B-09B)が段々と西へ…つまりペンギンたちのエサ場の方向へ、漂流し始めます。巨大氷山(B-09B)は漂流の途中、「氷舌」と呼ばれる氷のかたまり(写真青字の部分)に激突しますが、その氷舌をも崩し、超巨大氷山は海流と風に乗りさらに西へと流れていきます。

そして、最終的に巨大氷山(B-09B)がペンギンたちの住むデニソン岬に流れ着き、氷山の回りに流氷が次々にくっついて…、その結果、ペンギンたちのすぐ目の前に広がっていたエサ場の海は、氷で閉ざされてしまったのです。

ペンギンの生息地から次なるエサ場の海までは60キロ。歩くスピードが、時速2キロほどのアデリーペンギン。ぶっ通しで歩いても30時間の道のりです。しかも往復しなければなりません。

国立極地研究所の田村岳史助教によると、田村助教「ペンギンにとっては非常に過酷な環境。地球温暖化の影響で巨大氷山が移動したと思われるが、10年以上このままの可能性もある」10年以上、エサを取るために片道30時間を歩き続ける…、この気が遠くなりそうな厳しい状況により、「20年後には絶滅の可能性あり」と発表されたのです。

その日までに、この環境が変わることを祈るばかりです。」

N様、貴重な続報をありがとうございました!!

既にこの情報につきましては、2月15日付けのブログにて、上田の考え方をご説明致しましたので、ここでは繰り返しません。今回の出来事は、「繁殖地または営巣地の変更または変遷」という現象に関するものだとご理解下さい。自然界、野生動物の世界では、時として過酷な現実が発生します。普段は考えられないような大規模な変化が、突然、しかも人間の想像を遥かに超えたスケールで起こるのです。しかし、こういう大規模な変化やエネルギーが、生命の進化に深く関わってきたことは想像に難くありません。

今回の出来事は、今後ともしっかり冷静に観察・記録・分析すべき極めて貴重な「自然の営み」だと考えております!!またの続報を待つことに致しましょう(^○^)!!

コメントをどうぞ

ページトップへ