2022年7月22日、南アフリカの「林業・水産・環境省」から、バーバラ・クリーシー大臣の名前で「ケープペンギンの生物管理計画見直し案」が官報上で発表されました。
ケープペンギンは、国際自然保護連合(IUCN)によって絶滅危惧種に分類されており、南アフリカ政府からは「国家環境管理生物多様性法(NEM:BA)」の中で絶滅危惧種に指定されているほか、同政府の「保護海洋種規定(TOPMS)」に於いても保護種とされています。現在知られている「繁殖つがい数」は、ナミビアで4000、南アフリカで10000の計14000つがいです。
「BMP草案」本文(英文・72ページ)は、下記にてご確認下さい。
ちなみに、この草案作成には、「南アフリカ沿岸鳥類保護財団(SANCCOB)」をはじめ、南アフリカ政府の「林業・水産・環境省」、ペンギン保護区管理局、学会、研究機関、漁業組合などが協力してあたりました。
パブリックコメントは8月下旬に締め切られ、今後、再び南アフリカ政府部内で検討される予定です。
ケープペンギンの保全活動が、これからさらに促進されることを、心から願っております。