2023年11月29日(水)、葛西臨海水族園のレクチャールームにて、ペンギン会議(PCJ)主催の第21回「ペンギン飼育技術研究会」が開催されました。
今回は、コロナ禍をはさんで、4年ぶりのリアル開催となりました。会場には、全国30ヵ所の動物園・水族館・鳥類園などの獣医師・飼育技術者、また3つの大学の研究者や大学院生など、80人近い参加者が集まりました。また、今回は、リモートでも研究会の様子を視聴できるハイブリッド形式としましたので、会場以外の動物園・水族館からも70人以上の参加者がありました。
午前10時から始まった口頭発表は12演題あり、第11回国際ペンギン会議報告や全国各地の園館で実施された最新の研究・治療内容が紹介されました。参加者の多くは、二十代から三十代の若手が多く、例年より獣医師や大学生も多かったため、ペンギンに関心を持つ熱心な若者層が着実に増えていることが実感できました。
今回、会場をご提供いただき、しかも多くのスタッフがお力添え下さった葛西臨海水族園の皆様、ご後援いただきました公益社団法人日本動物園水族館協会に、改めて心から感謝申し上げます。
なお、この研究会で発表された内容の一部は、今後開催される「ペンギン会議全国大会」でも紹介される予定です。