昨年、日本ガラパゴスの会とG-SHOCKとのコラボレーション企画で、「ガラパゴス諸島の生きもの」を描いた新しいシリーズが発売されるというお知らせを致しました。
先日、「特定非営利活動法人日本ガラパゴスの会」事務局の奥野玉紀様から、「ついにガラパゴス諸島バージョンG-SHOCKが発売になりました」とのお知らせをいただきました‼️詳細は、以下の専用サイトにてご確認下さい‼️
https://gshock.casio.com/jp/products/limited/ga-b2100cd/
G-SHOCKファン、腕時計コレクターでありペンギンファンでもある方々‼️ぜひご注目下さい‼️
また、奥野様からは、『ガラパゴスカレンダー2025』を送っていただきました‼️今年の表紙は、海岸に立つガラパゴスペンギン。裏表紙には、「ガラパゴスペンギンGalapagos Penguin(固有種)2つの『唯一』をもつペンギン」というタイトルで、次のような解説が・・・
「ガラパゴスペンギンは赤道下の熱帯域で見られる唯一のペンギンだ。さらに、ガラパゴス諸島のイザベラ島北部は赤道からわずかに北半球にはみだしており、そこにも彼らの営巣地があるため、世界で唯一北半球で見られる野生のペンギンでもある。体長49センチほどとフンボルトペンギン属の中で最も小柄。陸上ではおっとりして見えるが、水中では時速40kmものスピードを出す。」
また、カレンダーには、『「ガラパゴス」の誤用』と題する足立則夫(日本経済新聞記者)氏の記事(『消費と生活』2024年11・12月号・23ページ)が添えられていました。いわゆる「ガラパゴス化」というネガティブな表現は、2000年代初め頃からマーケティングの分野で使われ始め、その後一部の人々の間で広まっていました。足立氏の記事は、その表現の問題点を的確に指摘するものでした。
言うまでもなく、ガラパゴス諸島の自然環境や生きものたちにはなんの「負い目」も「引け目」もありません。チャールズ・ダーウィンが『ビーグル号航海記』で述べている通り、ガラパゴス諸島の生きものの多くはその土地固有のものです。長年その地で命をつなぎ、繁栄してきた極めて個性的な生命体であり、注目すべき自然の造形なのです。
あらゆることを「経済的(功利的)視点からだけで観察したり評価したりする傾向」には、特別な注意が必要です。そういう「場」に自然環境や野生生物を「安易な比喩」として用いることは、実はなんの説明にもなっておらず、むしろ危険な弊害や偏見を生む温床の一つですらあると考えています。
「日本ガラパゴスの会」のご努力と長年の活動とに改めて敬意を表すると同時に、今後とも様々な分野でお力添えいただければと考えております。
本年も、何卒よろしくお願い申し上げます。