今回のクライストチャーチ地震につきましては、皆様から多くの貴重な情報をいただき、本当にありがとうございます。
また、改めまして、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。今後の救出活動が成果をあげられますよう、懸命にお祈りしております。
私も、23年前から、10数回にわたってクライストチャーチを訪れ、多くの方々にお世話になって参りました。あの大聖堂も、美しい市街地も、脳裏に焼きついて離れません。
今回は、今日(2011年2月25日15:00=日本時間=現在)までに、現地(クライストチャーチならびにその近隣都市)にいらっしゃる方々から寄せられた、貴重な情報の一部を中間的にご報告致します。
まずは、クライストチャーチの「ハネジロペンギントラスト」の理事を務めていらっしゃる中さんからの情報が、「ペンギンスタイルさんのブログ」で公開されておりますので、そちらをご覧下さい。
一方、クライストチャーチ市内中心部には、非常線が張られているため、週明けくらいまで、一般人の立ち入りはできないようです。また、比較的被害が軽微だった郊外でも、昨日時点で、停電、上下水道の不通状態が続いており、外部との連絡にも支障があることに変化はない、とのことです。従って、現地では、TwitterやFacebookを駆使して、個々に安否を確認し、連絡をとりあう状況が続いているようです。
細かい話になりますが、大聖堂からさほど離れていない「カンタベリー博物館(南極探検やペンギン研究等の展示が有名)」では、スタッフの皆様の無事が確認されたようです。しかし、スプリンクラーが作動したため、建物内部はめちゃくちゃな状態のようです。さらに、博物館のサーバーが完全にダウンしたため、メールも送れない状況のようです。
ニュージーランドのメディアの中には、昨年9月の地震は早朝だったので、人の活動がまだ始まっていなかったが、今回は昼間に起こったために被害がより拡大したのではないか?という分析をしているものもあるそうです。
まず、人命救助が最優先ですが、キー首相によれば、外部からの支援は募金が一番有効だ、とのことです。
現在の募金窓口としては、以下のものが知られています。
http://www.nzherald.co.nz/nz/news/article.cfm?c_id=1&objectid=10708187
特に上記の「Donations」の項目をご覧下さい。
または、Googleの…
nzherald christchurch earthquake how you can help
をご覧下さい。
日本の救助隊の到着は、ニュージーランドの人々に歓迎され感謝されているとのことです。
今回は以上です。また、今後の状況については、情報があり次第、適宜お知らせし、現地からの要請とご意見に従って、支援の内容等を皆様におはかりして参りたいと考えております。
今後とも、何卒よろしくお願い申し上げます。
ペンギン会議 上田一生