世間では「三連休」でしたが、被災地の皆様には、連日の過酷な生活の重みが、ますますお体の負担になってきていることと存じます。
どうか、体調に十分お気をつけ下さい。
さて、今夜は、3月19日(土)〜21日(月)までの3日間にいただいたメールを、続けてご紹介したいと思います。
メールを送っていただいたのは、名古屋市在住の藤若様です。
お嬢さんは、今年4月、中学3年生に進級されます。
名古屋は、もちろん被災地ではありません。しかし、その名古屋にお住まいの方々がどういうお考えで、この困難な日々を過ごしていらっしゃるのか?その現状の一部を、皆様にお知らせできれば、と存じます。
ではまず、以下に3月19日にいただいたメールをご紹介致します。(以下、19日のメールの引用です)
昨夜は同じマンションのお兄さんの高校の定期演奏会がありました。
黙祷の後、被災地に思いが届けと心のこもった演奏でした。
娘は合唱団として参加させてもらいました。
高校生が美空ひばりさんの「川の流れのように」を演奏し客席が歌うというプログラムがありました。歌詞をおっているうちに涙ぐんでしまいました。音楽にこめた思いがとどけば…と思いました。
(次は、20日にいただいたメールです)
上田先生のサイトで草野さんからのメールを読ませていただきました。
正直、とても悲しく情けなくなりました。
何も被害のなかった名古屋で買い占めが横行しているのです。報道にもあるように、お米、レトルト食品、電池、トイレットペーパーなど店頭からなくなりました。本当に情けないです。私にできる事は買い物のお釣りの小銭を募金箱に入れるくらいです。
子どもの前で、不道徳な行動はしたくありません。
一日でも、1分でも1秒でも早く、普通の生活に戻れますよう心からお祈りしています。
(さらに、21日にいただいたメールです)
補足したい事がありますので以下に書きます。
今日、2日ぶりぐらいに買い物に出掛けました。
いつも行くお店ではないのですが、お米やレトルト食品、トイレットペーパーなどが置いてありました。
買い占めは減ってきているのかもしれません。
ちょっと安心しました。高校生の定期演奏会の事は翌日の朝刊にも載っていました。記事で震災を思って中止を考えていた事を知りました。
それでも自分たちにできる事を…と開場入口に募金箱を置いたそうです。小さい積み重ねが大きな力になるといいですね。
名古屋市だけでなく、関東〜沖縄、そして北海道に至る、全ての地域で、藤若様のように感じ、考え、行動していらっしゃる方々が大半を占めていらっしゃることと信じております。
皆様、被災地の皆様と、これからも心を1つにして、頑張っていきましょう!
ペンギン会議・マリンピアクラブ 上田ー生