「2月号」となっておりますが、定期購読していらっしゃる方々のお手元には、もう原本が届いていると思います(^○^)!!
残念ながら、このシリーズは予約定期購読だけのもので、書店の店頭には並びません_(._.)_!!先日の「ペンギン会議全国大会」のオークションで1冊だけ、私が提供致しました(^○^)!!
編集の方によれば、幼稚園の年長組対象のシリーズで、1年間=毎月1冊ずつ配本されるそうです。1つの生き物などのテーマは、数年内に一度という割合で企画されるとのこと。
過去には、私のペンギン学の師匠である青柳先生が2回、国立極地研究所の内藤先生が1回、合計3回「ペンギン」がテーマになっていますから、今回で4回目ということになります。過去3回は「南極のペンギン」が主役になっていましたが、今回は「ペンギンの多様性」に注目してまとめました(^○^)!!
リアルイラストを描いて下さったイラストレーターの河野さんの作品は、全てが素晴らしく的確にペンギンの特徴をとらえていて、表紙の様々なペンギンたちから、16ページのケープペンギンの外観と骨格図まで、細部をじっくり観察できるように仕上がっています(^o^)v!!
また、付録の『つばめのおうち』には、本編の解説を補う情報を記しました。合わせてお読みいただければ幸いです_(._.)_!!
ペンギンが大好きな3歳の娘のために、たまたま見ていたフレーベル館のHPで見かけて購入しました。娘は大喜び。。。大きくなったらペンギンになるとまで言っていました。
で、一つ質問ですが、寒いところで住むペンギンは、皇帝ペンギンとアデリー(間違っていたらすいません。)の2種類のみとかいてありましたが、水族館のキングペンギンは、雪のある寒い展示室にいたとこを思い出し、娘と何でだろうねえと疑問におもいました。もし解れば、教えて頂けませんか?
おおたまみ 様:この度は、『キンダーブック(2014年2月号)しぜん:ペンギン』(フレーベル館)をお読みいただき、本当にありがとうございましたm(__)m!!フレーベル館の専用サイトから注文すれば手に入るのですね(^○^)!!私も初めて知りました(^○^)!!また、3歳のお嬢様が「大きくなったらペンギンになりたい!!」と仰ったと伺い、可愛らしさと懐かしさに浸っております。むかし、「わらべ」という女性グループが、たしか『スズメの兄弟』というタイトルの歌の中で…、「…大きくなったらペンギンに!」と歌っていたと記憶しております。「大きくなったら…」というのは、まさに子どもの特権ですね(^o^)v!!さて、お問い合わせの件ですが、まず本編27ページをご覧下さいませ。そこに「ペンギンのすむところ」という見出しで、「なんきょく」にこうていペンギンとアデリーペンギンが「なんきょくのまわり」という見出しで
おうさまペンギンなどが紹介されています。つまり、同じ「寒いところにすむペンギン」といっても、今度の本では、「なんきょく」と「なんきょくのまわり(亜南極といいます)」にすむペンギンを区別して紹介しているのです。今回の本のテーマは「ペンギンの多様性」です。ペンギン=寒いところの生き物。そういうこれまでの考え方をちょっと見直してみましょう。少し細かくペンギンを観察してみましょう。…という趣旨なのです。ちょっとだけ詳しく言えば、こうていペンギンとアデリーペンギンは「南極でないと繁殖できない種類」ですが、おうさまペンギンは「南極では繁殖できない種類」なのです。よくおうさまペンギンが雪や氷の上で子育てしているかのような紹介や、おうさまペンギンがいつも雪や氷の上で生活しているかのような説明をしている本がありますが、それは誤りです。むしろ、野生のおうさまペンギンは、どちらかというと雪や氷が苦手なのです。本編の表紙を開いたところにある「おうさまペンギンの生息地」のパノラマ写真を、もう一度よく見てください。ペンギンたちが集まっているところに雪や氷はありませんね。むしろ、草や土が見えます。おうさまペンギンは、確かに寒いところを好みますが、南極のこうていペンギンやアデリーペンギンとは全くちがう環境で繁殖するのです。というわけですが、ご理解いただけましたでしょうか?今後とも、ご家族お揃いでペンギンをよろしくお願い申し上げますm(__)m!!
上田様
丁寧な解説をありがとうございました。なるほど!!でした。娘にはもう少し大きくなったら理解できるかもしれません。
娘のペンギン好きが高じて、水族館や動物園にペンギンをよく見に行きます。昨年は、千葉から和歌山のアドベンチャーワールドへ車でいってきました。アドベンチャーワールドは、たくさんの種類を一度に見れて感激しました。また、キングペンギンと一緒に写真を撮り、頭の毛はフワフワで、手はツルツルでした。
動物園や水族館によって、ペンギンの見せ方に工夫がみられるのもおもしろいですよね。ただ、飼育している頭数が少ないペンギンについては、ほんと気の毒になるほど簡素で、申し訳なくなってしまいます。
長々とすいません。。。ありがとうございました。