最新イギリス「子どもの本」事情〜その3〜触って楽しい「触感絵本」は結構人気!!

2011 年 9 月 18 日 日曜日

こういうタイプの絵本を専門業界ではなんと呼んでいるのでしょう?専門用語を知りません。どなたかご存知の方、教えていただけないでしょうか?

こういう絵本というのは、絵本の一部に紙ではない素材が使ってあって、描かれているモノの質感等を表現するタイプです。

例えば…、『That’s not my penguin…』(Fiona Watt作、Rachel Wells画、Usborn Publishing Ltd.、2007年)では、「touchy-feely books」と表現されています。ペンギンのお腹やフリッパーに独特の素材が使ってあるのです。

『That's not my penguin...』(Fiona Watt作、Rachel Wells画、Usborn Publishing Ltd.、2007年) 『That's not my penguin...』(Fiona Watt作、Rachel Wells画、Usborn Publishing Ltd.、2007年)

また、『Are you my Mummy? Little POLAR BEAR』(Kait Eaton作・画、Igloo Books Ltd.、2007年)では、「touch & feel」と書いてあります。この本の場合は、ホッキョクグマのお腹が柔らかい素材でできていて、その位置が最後まで変わらないタイプ。

『Are you my Mummy? Little POLAR BEAR』(Kait Eaton作・画、Igloo Books Ltd.、2007年) 『Are you my Mummy? Little POLAR BEAR』(Kait Eaton作・画、Igloo Books Ltd.、2007年)

3っつ目は、『Penguins』(Fiona Watt作、Victoria Ball画、Usborn Publishing Ltd.、2009年)。これも、1つ目と同じ出版社なので表現は同じ。ただ、版型が大きいので、より様々な複数の仕掛けが隠されています。

『Penguins』(Fiona Watt作、Victoria Ball画、Usborn Publishing Ltd.、2009年) 『Penguins』(Fiona Watt作、Victoria Ball画、Usborn Publishing Ltd.、2009年) 『Penguins』(Fiona Watt作、Victoria Ball画、Usborn Publishing Ltd.、2009年)

多少分厚い感じはありますが、指先で触って楽しむ絵本は、書店にも動物園の売店にもたくさんありました。流行ってるんですね(^○^)!!

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