暑中お見舞い申し上げますm(__)m!!

2012 年 8 月 6 日 月曜日

間もなく立秋ですから…、形式的には微妙なタイミングになるんですが…、実感としてはまだまだ「暑中」お見舞いがピッタリくる感じですね(~_~;)(汗)!!

この写真フレームはロンドン動物園のお土産です(^○^)!!以前にも一度ご紹介したことがあるのですが…、今年の暑中お見舞いに相応しい写真だなと思い、再度ご紹介致します(^○^)!!

写真フレームはロンドン動物園のお土産 写真フレームはロンドン動物園のお土産 写真フレームはロンドン動物園のお土産 写真フレームはロンドン動物園のお土産

フレームの裏面に記された解説によれば、「キーパーのエルニー・シーラーさんがペンギンたちに水をかけてあげているところ」だそうです。ペンギンは…たぶんケープペンギンだと思います(^○^)!!では、いつ頃の写真かおわかりですか?

解説によると「1919年頃」とあります。なんと!93年前のことです(^○^)!!

ロンドン動物園(ロンドン動物学協会)の創立は1826年。初めてペンギンを飼育・展示したのが1865年(最初はキングペンギン:詳しい経緯は拙著『ペンギンは歴史にもクチバシをはさむ』(岩波書店)参照)だから、ロンドン動物園のペンギン展示は今年で147年目になるんですね(^○^)!!

考えてみると…、この約150年間に、ペンギンや人間の上に起こった出来事は、本当に波瀾万丈としか表現できないほど、過酷で華やかでしかも激しいものでした。

では、その経験を通じて、人間が少しは理性的・科学的に行動できるようになったか?…というと、残念ながら現実は、はなはだ心許ない状況です!!

いわゆる大国間のエゴがまかり通り、理不尽な「大量殺人」が看過されたり、大国間の「領土や資源をめぐる争奪戦や駆引き」が激化し露骨になってきたり、経済的な行き詰まりや貧富の差の拡大がますます加速度化したり…、そして、巨大な自然災害や様々な人災に解決や対策の目処がたたなかったり。

しかし、70億を超えた世界の総人口は…、未だに有効な解決の糸口さえ見えない「地球温暖化」という、人類全体にとって未曾有の大変動に対して、ジリジリと回避不能な圧力を加え続けているのです。そして、これも大変残念なことに、これら全ての問題は、日本が今、甚大な打撃を被っているからといって、「日本には変化をもたらすのをやめておこう」と、特別扱いをしてくれるわけではありません!!

気象予報士の何人かが「ここ10日間の日本の平均気温(約29.7℃)は熱帯と同じ」と評しているように、日本の環境は着実に大きく変化しつつあるのです。

6年前のマリンピア松島水族館での「ペンギン教室」で、私は「地球温暖化は今後気象の激症化を招くだろう」と述べました。ただ、私の感覚では、もうちょっとゆっくりした速度で気象の激しい変化が進むと考えていました。この「勘」が…外れていないことを望みたいところですが、どうも自然は「人間に借金の一刻も早い返済」を求めているような気がしてしかたありません。

さて…、それでは、私たちは当面どのようにこうした輻輳し錯綜した危機に対応していけば良いのか?どのように「解決すべき問題の優先順位」をつけ、進むべき大きな方向性を見失うことなく、同時に足許にあるつまずきそうな小石への繊細な注意力とを両立させながら、日々の暮らしを成り立たせれば良いのか?

今、最も必要なのは、酷暑にのぼせず、冷静に私たちの未来について考えることだと信じております!!

皆様のご健勝を改めて心よりお祈り申し上げます!!

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