「ペンギン盗難事件」の続報が出た。(『週刊新潮』2010年2月11日号の42ページ参照)
見出しには「『ペンギン』を盗んで捕まったデヴィ夫人の若い『ツバメ』」とある。「ツバメがペンギン盗んで捕まった!」+「デヴィ夫人」という組み合わせは、いかにも週刊誌が好みそうなパターンだ。まあ、週刊新潮としては、2年前に、今回の容疑者を「デヴィ夫人のお相手」と報じている経緯があるから、「面白い続報」という感覚なのかもしれない。
さて、今回の週刊新潮の記事で、いくつか気になる点があったので、指摘しておきたい。
まず、事件の経緯について、新聞やテレビでは当初あまり詳しく報じられなかった「事件当日の様子」が紹介されている。気づいた点を列挙しよう。
1、動物園への第1報は警察からで、しかも「動物を盗む人がいる」という通報が警察にあったからだという。
2、当日、午後3時頃、動物園に現れたのは、容疑者を含む男女3人(男2人、女1人)だったそうだ。
3、警戒中で不審に思った動物園の職員が「キャリーバッグをお預かりします」と言っても、3人はそれを断って入園したという。
4、その直後、再び警察から動物園に連絡があり、「動物を盗む人間はすでに園内に入っている」という通報があった旨伝達があり、近くの交番から警察官が駆けつけて職務質問、逮捕に至った。
5、容疑者の父親の話によると、容疑者以外の2人は、長崎市内のペットショップの女性経営者と容疑者の店の従業員だという。また、警察への通報は「仲間から洩れたんじゃないかと思う」と語っているそうだ。
6、さらに、父親は「たぶん、店でペンギンを飼って、″客寄せパンダ″というか″客寄せペンギン″として使いたかったんじゃないか。」と語った、という。
週刊新潮の記者は、デヴィ夫人と容疑者との関係にこだわっているが、今のところ、事件との関係は全くなさそうだ。
仮に、これらの経緯が事実だったとすると、ちょっとホッとしたことが1つ、かえって不安になったことが3つある。