「陳列窓」シリーズは初期の代表作とのこと。この作品が生まれたのは1956年だという。なんだ、私が2才の時じゃないですか(^○^)!?
ということは…、この作品の中央で巨大な存在感を主張している「剥製ペンギン」は、かなり古いものだと思います。光のあたりかたにもよると思いますが、いやあ〜状態がよくないですねぇ(~_~;)(涙)!!
頭部の羽毛がかなり抜けているようですし、胸の羽毛も荒れ放題。フリッパーのつきかたや角度も、ややおかしい…等々、古色蒼然とした標本です。
…しかし、この標本の「救い」は、独特のポーズ。「ん!?」という感じで、右目でこちらを単眼視しています(^○^)!!この活き活きした動きのあるポーズが、この写真作品に不思議な魅力を付加していると思います(^○^)!!
さて、ではこれは何ペンギンなのか?たぶんエンペラーペンギンだと思います(^○^)!!クチバシのカーブやフリッパーと体長とのバランス、両足を覆う長い羽毛等に特徴が現れています。
1950年代後半には、南極海から持ち帰られたエンペラーやアデリーの剥製標本が日本中に浸透していきました。でも…、これは、かなり古いもののようですから、ひょっとすると大正〜昭和初期に製作されたものかも知れませんね。まさか、あの「白瀬探検隊」由来のものではないでしょうね(~_~;)(汗)!?